映画『ゴースト もういちど抱きしめたい』製作報告会見のソン・スンホン全コメント
2010年08月04日23時26分 / 提供:南 樹里の“映画評マニエラ”
8月3日、『ゴースト もういちど抱きしめたい』製作報告会見がグランドハイアット東京で行われ、松嶋菜々子、ソン・スンホン、大谷太郎監督、一瀬隆重プロデューサー、そして岡崎市朗(パラマウント ピクチャーズ ジャパン 代表取締役 日本代表)が出席しました。美男美女のセミフォーマルな装いは、美しさを際立たせるし、本当に画になります。
同作のオリジナルは、故パトリック・スウェイジとデミ・ムーアが共演し世界中で大ヒットした恋愛ファンタジー映画『ゴースト ニューヨークの幻』。その物語が、20年の歳月を経て、アジア版としてよみがえることになりました。男女逆転の設定で、舞台を日本に移して描かれます。撮影は、2010年6月中旬から7月30日まで行われました。
“映画評マニエラ”では、饒舌なソン・スンホン氏の全コメントで、同会見をお届けしようと思います。
登壇後に「コンニチワ、ソン・スンホンです。アリガトーゴザイマス」と日本語で挨拶。その後、韓国語で「撮影が終わって、このような会見を開けて本当に嬉しいです」と、笑顔の第一声でした。満席で、立ったまま取材する者もいる会場を見まわして、一瞬驚いた表情になっていました。
続けて、オファーを受けた時の気持ちを述べました。「お話をもらったときは本当に嬉しくて、夢が現実か分からなくなりました。アメリカ版『ゴースト』を見て育った世代なので、本当に嬉しかったです。今回は日本に行って、撮影をするので、日本のスタッフの皆さんとコミュニケーションが取れるかどうか葛藤もあったのですが、素晴らしいスタッフと、松嶋さんをはじめとした素晴らしいキャストの皆さんに恵まれたので、この機会を逃したら後悔すると思い、出演を決めました」
松嶋との共演に対する質問がでると、改めて松嶋の存在を強調して語ることに。「そもそも今回出演を決めたのは、松嶋さんの存在が大きかったからです。是非共演したいと思いましたし、この機会を逃したら、次にいつ共演できるか分からないですし、きっと後悔すると思ったんです。演技の面でも松嶋さんとのやりとりが楽しみで、この作品は、自分にとっても大きな財産になると思って出演を決めました」と、誰かにやさしく語りかけるような口調だったのも印象的でした。
撮影時の様子について。「撮影を進めるうちに、人が心を通わせるとき、言葉は重要ではないんだなと改めて感じ、不思議な経験でした。初めて会ったときから恋に落ちる役でしたが、目の前の松嶋さんが美しかったので、演技をしなくても自然とそういう気持ちになれました。後半はシリアスになっていって、キスシーンの撮影もあったので、気を遣ってなるべく食事をしないでいたのですが。大事なシーンでお腹が鳴ってしまってすみませんでした。松嶋さんは美しくて、優しい方で、周囲のひとにも本当に優しく、プロだなと思いました」
霊媒師役の樹木希林について語る場面も。「オリジナル版で素晴らしかったのは、第1には、愛し合うふたりのメロドラマも良かったですけど、ウーピー・ゴールドバーグさんの演技もあの作品が素晴らしい理由の1つだったと思います」。
「樹木さんには、現場で初めてお会いしましたが、『自分はこうするんだ』という情熱を持って演技に取り組んでいらっしゃる姿を見て、「果たして自分は、樹木さんのように熱意をもって取り組んでいるだろうか」と反省しました。樹木さんと共演をしていないシーンもあるので、完成した映画を観るのが楽しみです」と、名女優を敬う気持ちがくみ取れる話し方でした。
実は、役作りに関する苦労もあったとのこと。「この作品を撮る前に、韓国で違う韓国映画を撮っていたのですが、そちらのクラインクインが2か月ほど延期になり、(その作品の)クランクアップが後寄せになってしまいスケジュールがズレてしまって。『ゴースト』の準備期間が、約1か月しかなかったんです。僕は今回、日本語の勉強もしなければならなかったですし、陶芸家の役なので、その勉強ももっとしたかったのですが、思うように時間が取れなかったことが非常に残念でした」と後悔する姿も見せつつ、日本語の台詞の大変さに話を進めた。
「すべての台詞が大変でした。ですが言葉というよりも、僕は、その言葉にどういう感情を込めるか、ということが大事だと思っています。そういった細かい感情表現は難しいと思いました」と心情を吐露。また、「今回この作品を通して思ったことは、『何でもっと早く日本語を勉強しなかったんだろう』ということでした。韓国は高校に入ると第2外国語を選択して、勉強できるのですが、当時はなぜか周囲で『ドイツ語を勉強していると頭がいい』というような雰囲気があって、僕もドイツ語を選択したんです(笑)。そのことを今になって、とても後悔しているので、韓国に帰ったら、また日本語の勉強をしたいなと思っています」と、やはりトップスターは努力を怠らないんですね。
撮影中のエピソードは“雨男vs.晴れ女”でした。「干支が辰年で、僕が野外で撮影をすると、必ず雨が降ってしまんです(笑)。今回も「また雨が降って、撮影できないね」という風に監督と話していたのですが、松嶋さんは反対で。松嶋さんがいらっしゃると、雨が降っていても晴れてしまうという面白いことも起きたりしました。二人のシーンはどうなるんだろう?と話していたのですが」
ちなみに、監督によると「晴れのち曇り」といった感じだったそうで「松嶋さんのほうが強かったです(笑)」とのこと。
日本映画への出演を経ての感想。
「韓国でも日本でも演技をするということに関しては、変わりません。ただ、今回は初めて会う方々との撮影だったので、事前に、スタッフ・キャストの方々と仲良くなっておきたいと思っていたのですが、なかなか時間が取れませんでした。ですので、撮影に入ってすぐは緊張していましたが、1〜2日経ってくると、だんだんと役にも入ることができて、松嶋さんを見ているだけで、嬉しい気持ちになったり、悲しい気持ちになったり出来ました。でも、ようやく役に入ることが出来たと思ったら、撮影が終わってしまったので、それが残念ではありましたが、今日、こうして記者会見の日を迎えることができて、とても嬉しいです」
「松嶋さんは現場でも本当に優しく、親切にしてくださいました。また、監督をはじめ、スタッフの方々にも本当に支えていただきました」と、感謝の気持ちを述べることを忘れませんでした。
ライチャス・ブラザーズの♪「アンチェインド・メロディ」に匹敵する楽曲にも期待して完成を待ちましょう。
日本公開=2010年11月13日
配給=パラマウント ピクチャーズ ジャパン、松竹
公式サイト=http://www.ghost-movie.jp/
©2010「ゴースト」製作委員会
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