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【所在不明高齢者】ついに3桁の105人…神戸市が自治体初 125歳も
このニュースのトピックス:家族・少子高齢化
全国で100歳以上の所在不明者が相次いでいる問題で、神戸市は10日、100歳を超える高齢者で同市内に住民登録されている847人のうち、1割を超える105人の所在が確認できていないと発表した。これまで全国で明らかになっているケースで、一つの自治体で所在不明者が100人を超えたのは初めてとみられる。
また大阪府東大阪市で、住民登録上“国内最高齢”となる119歳の女性の所在不明が判明しているが、神戸市では、それを超える「125歳」の女性の住民登録が東灘区にあり、しかも所在が確認できないことも発表された。
市によると105人は、敬老祝い金を渡すために民生委員が何度訪問しても所在が確認できなかったり、住所地に住んでいないことが判明したりしたケース。ただしこれらの不明者情報は区役所レベルで止められ、市には報告が上がっていなかったという。
このほか、今年の介護保険を利用していなかったり、平成20年4月以降に後期高齢者医療保険を利用していないなど、今後調査が必要とされる100歳以上の高齢者が22人いるという。
市によると、7年の阪神大震災以降、市の人口の約3分の1が入れ替わっているという。市では10日から職員による訪問調査に乗り出し、居住が確認できない高齢者については、住民基本台帳から抹消する方針。