記事入力 : 2010/08/16 07:06:12
赤字世帯28%、過去6年で最高
統計庁が15日発表した2010年第2四半期(4-6月)の家計動向によると、全国の二人以上の世帯のうち、消費が所得を上回る赤字世帯の割合が28.1%に達し、過去6年で最も高かったことが分かった。
これは前年同期(27.8%)を0.3ポイント上回り、第2四半期としては2004年(28.2%)以来の高さだった。赤字世帯比率は07年第2四半期(27.6%)を最低として、その後は上昇傾向を示している。
赤字世帯の割合が増えたのは、所得が増加したにもかかわらず、税金、年金、利子負担などが大きく増加したためとみられる。第2四半期の月平均世帯当たり所得は355万2000ウォン(約25万8000円)で、前年同期(329万9000ウォン)を7.7%上回った。これに対し、税金支出額は9万4000ウォン(約6800円)で同(8万2000ウォン)より15%増えた。また、年金負担額は9万6000ウォン(約7000円)で同(8万5000ウォン)より12.2%、利子負担は7万8000ウォンで同(6万6000ウォン)を17.6%それぞれ上回った。
特に所得水準が高いほど、赤字世帯の割合が増えていることが分かった。所得上位20%の赤字世帯の割合は10.2%で同(9.5%)より0.7ポイント高かった。これは05年第2四半期(11.1%)以来5年ぶりの高さだった。
一方、所得下位20%では、赤字世帯の割合が57.4%となり、前年同期(58.3%)よりもむしろ0.9ポイント低下した。政府の庶民向け経済対策で高所得層の負担が増えたのに対し、低所得層の所得が増えたためとみられる。
方顕哲(パン・ヒョンチョル)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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