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鈴村健一&森川智之&堀内賢雄アフレコインタビュー
アフレコお疲れ様でした。今回のアフレコを終えての率直な感想をいただけますでしょうか。
- 堀内
- まず台本を頂いたときに通常のドラマCDより薄いなと思ったのですが、音楽もついているからだと気付き良い企画だなと感じました。
また、例えばショパンであったりリストであったり、マイアベーアであったり、音楽は知っていてもその人の人生までは知らないという人が多いと思いますが、そこをドラマCDで分かりやすく表現しています。
キャラクターは実物よりすごく愛らしく描かれていましたし、僕も聴いて下さる皆様に、解り易く入り込みやすい印象を持っていただけるような喋りを意識しました。
- 森川
- まずは「僕のショパン」名曲集&ドラマCDシリーズに新キャラとして呼んでいただき光栄に思っています。台本を読ませていただき、賢雄さんと同じく、可愛いキャラクター達だなと第一印象で思い、しかも名曲集もあるし、こうやってクラシックに興味が無かった人に興味を持っていただき、さっと入っていけるようにしているのかなと思うと、僕自身もいつの間にかそんな企画意図に沿った人間になっていて、実際これでショパンという人物に興味を持ち、聴いてみたいなと感じている次第です。
僕がやったティトゥスとはショパンの音楽院時代の同級生でして、とてもショパンに対して理解があり、彼の才能を分かっていて、ドラマの中ではショパンがすごく慕ってくれているというキャラクターです、ショパンとティトゥス二人の良き少年時代があることによって、現在のショパンがライトを浴びるよう演出できたらベストかなと思いアフレコいたしました。
鈴村さんは2度目のアフレコですが、以前よりセリフも増え、コミカルになったショパンにどのような印象を持たれましたか。
- 鈴村
- 前回、リスト役の小野君と二人で、そのまま二人で行くのかなと思いきや、♯2で新キャラクターが二人も出てきて、いよいよ物語が転がりだしたというところです!
前回のショパンは本当に回想だけで、物語としては序章に過ぎないところだったのですが、ここでついに何かが動き出したという感じです。この♯2は種まきのようなもので、前回は耕していただけなのですけれど、ようやく種まきまで終わりました。そして♯3が楽しみになる終わり方になっています。この「僕のショパン」ではドラマCD部分は短いので、次を次をということを期待させてくれるような作品になっています。♯2もそんな感じで次を楽しみにさせてくれるようにしようと思い、収録しました。
それぞれコミックのキャラクターであり、また史実に基づいた実在の人物です。演じる上で注意した点がありましたらお答えいただけますでしょうか。
- 堀内
- マイアベーアは「一般の人が知っている歴史上の人物」というレベルまではいってないのですが、実存されているので、ネットで調べてみたらすごいおじさんで!(笑)
それでも今回の役どころでは、ショパンをいじりながらも完全に魅了され、家にも行き来するようになるという愛らしいキャラクターとして表現されていました。
役作りとしては、なまじ頭の中で考えると、変なキャラになったりしますので、監督と原作の先生にお任せしました。また、流れの中で印象に残るよう演じ、「このマイアベーアという人はどういう人なんだろう」と、聴いた方に興味を持ってもらえるように演じたつもりです。
- 森川
- 僕はティトゥスは知らなかったのですけども、ショパンの音楽院時代の親友ですが、ただ彼自身は戦争で軍隊にいっちゃうんですよね。
もしかしたらこの先出会わないのかもしれません。だから今回はショパンにとって、とてもいい思い出の部分なのです。この回想シーンでは、ショパンが一人称で進んでいるので、ティトゥスとの友情や、お互い心を開いている部分とかがとてもいい思い出に残るようなイメージで演じられればいいかなと思いました。
ただ、設定資料を見ると10代後半だと書いてあったので…これは困ったなと思いました(笑)後々40、50になって登場するようなシーンがあれば楽なのになと思ったら、そんなこともなく(笑)なるべく10代後半の状態を出せればと思って演じました。
今回のキャストでの共演はいかがでしたでしょうか。
- 堀内
- 鈴村くんの持っているいいところを引き出している作品になっていると感じました。彼は新人のときから知っていますが、やはり役の掴み方、作り方がうまく、魅力的なショパンになっていますね。
- 森川
- 僕は賢雄さんとは10年ぶりくらいの共演でした!
- 堀内
- そんなわけ無いよ!(笑)
- 鈴村
- 僕としては贅沢すぎるなと思いましたね!お二人とも台詞少なすぎる!
もう少し喋らせてあげればと思いました。まぁまだ今回は次に繋がるところですので、お二人は今回は顔見世興行みたいなものでもいいのかもしれませんけども(笑)ティトゥスもマイアベーアも今後おそらく出てくると思いますし!
- 堀内
- でも台詞は少ないけれど、関わった作品ですから、何かを残さなければいけないというプレッシャーがありましたね!
作品の聞き所を教えてください。
- 堀内
- さきほど鈴村君が言ったように♯2になり、耕したものに種がまかれている。ということは、これからドンドン面白くなっていくということですよね。
これを聞いてクラシックに目覚めてくれる人が増えてくれればいいと思います。是非お楽しみください!
- 森川
- 先入観なく聞いてくれるといいかなと思います。ドラマはドラマとしていいものですし、名曲集も入っていますし、演者のパーソナルな部分もありますが、この「僕のショパン」の世界観を大切にして楽しんでもらいたいなと思います。
- 鈴村
- ほんとにコンパクトになっていますので、どのドラマCD部分を聞いても本当にいいとこ取りになっています。どこからでも楽しめる作品になっています!
それでは、原作ファン、名曲集&ドラマCDシリーズファンに対して一言お願いいたします!
- 堀内
- 原作の人気もありますが、ドラマCDの方も私たちが一生懸命頑張りますのでドンドン盛り上げて応援して、広めてください。本当に良い作品になっています。「たくさん売れました!」という報告が入ってくることを期待しています。宜しくお願いいたします。
- 森川
- 「僕のショパン」名曲集&ドラマCDシリーズを「♯1ショパン」、「♯2リスト」ともども可愛がっていただき、クラシックに興味をもっていただきたいなと思います。
各キャラクターは史実に基づいてはいますがエンターテインメントとしてみなさんに愛されるキャラクターになっていますので!そういった面でも楽しんでいただければと思います!
- 鈴村
- ♯1が好評だったことにより♯2が発売されます、これは一重に皆様の応援のおかげでございます、誠にありがとうございます。♯1では小野くんと二人きりでしたが、今回は強力な新キャラお二人が登場してますので、テンションも上がる♯2となっています。素晴らしい作品になっていますので、ご期待ください!また会いましょう!
――― ありがとうございました! (7月6日/都内某所にて)
小野大輔アフレココメント
アフレコお疲れ様でした。今回のアフレコを終えての率直な感想をいただけますでしょうか。
- 小野
- 別録りはやはり寂しいです!が、不思議と安心感がありました。
久しぶりののリストでしたが、ショパンの存在がとても心強く、ブレもなく演じられました。
それぞれコミックのキャラクターであり、また史実に基づいた実在の人物です。演じる上で注意した点はありましたらお答えいただけますでしょうか
- 小野
- コミックの表現力が素晴らしいので、そこを忠実に演じようと思っています。
今回のキャストでの共演はいかがでしたでしょうか。
- 小野
- 新キャラお二人の存在感がすごいです!一緒に録りたかったです!
作品の聞き所を教えてください。
- 小野
- やはりショパンの可愛さですね!今回もデラかわいいっす!
それでは、原作ファン、名曲集&ドラマCDシリーズファンに対して一言お願いいたします!
- 小野
- 一粒で二度も三度もおいしい作品。何度も聴いて楽しんで下さいね!
――― ありがとうございました! (7月17日/都内某所にて)
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