南アW杯:スペイン優勝で閉幕 2014年大会はブラジル

2010年7月12日 10時36分 更新:7月12日 13時46分

【オランダ・スペイン】オランダを破って初優勝し、トロフィーを手に喜ぶスペイン・イニエスタ=南アフリカ・ヨハネスブルク郊外のサッカーシティー競技場で2010年7月11日、佐々木順一撮影
【オランダ・スペイン】オランダを破って初優勝し、トロフィーを手に喜ぶスペイン・イニエスタ=南アフリカ・ヨハネスブルク郊外のサッカーシティー競技場で2010年7月11日、佐々木順一撮影

 【ヨハネスブルク江連能弘】サッカーの第19回ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会は最終日の11日(日本時間12日未明)、当地のサッカーシティー競技場で決勝を行い、スペインがオランダを延長戦の末に1-0で破り、初優勝を果たした。決勝は初進出のスペインは、大会史上8番目の優勝チームとなった。オランダは74年西ドイツ(当時)大会、78年アルゼンチン大会に次いで3回目の決勝進出ながら、初の世界制覇はならなかった。

 2大会連続8回目の欧州勢対決となった決勝は互いに譲らず、決勝では6度目となる延長戦に突入。延長後半11分、イニエスタ(バルセロナ)が決勝点を挙げた。欧州勢としては、欧州以外で開催されたW杯で初めての優勝チームとなった。決勝戦では日本の西村雄一・国際主審が「第4の審判員」、相楽亨・国際副審が副審の控えを務め、日本人で初めて決勝の審判団に名を連ねた。

 初のアフリカ大陸開催となった今大会は、治安面などで不安が指摘されたが大きなトラブルはなく、約1カ月の全日程を終了。日本は1次リーグE組を2位で通過し、海外開催大会として初の決勝トーナメントに進出したが、1回戦でパラグアイに敗れ16強で終わった。

 決勝戦に先立って行われた閉会セレモニーには、6月11日の開会式をひ孫の交通事故死を理由に出席しなかった南アフリカのノーベル平和賞受賞者、ネルソン・マンデラ元大統領(91)も姿を見せた。2014年第20回大会は64年ぶりにブラジルで開かれる。

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