参院選:民主、50議席割れも 菅首相は続投表明へ

2010年7月11日 22時14分 更新:7月12日 0時20分

民主党開票センターがあるホテルに入る菅直人首相=東京都千代田区で2010年7月11日午後8時53分、岩下幸一郎撮影
民主党開票センターがあるホテルに入る菅直人首相=東京都千代田区で2010年7月11日午後8時53分、岩下幸一郎撮影

 第22回参院選は11日午後8時に投票が締め切られた。全国の投票所で実施した出口調査や情勢取材によると、民主党など連立与党は過半数の維持に必要な56議席には届かない見通しで、与党の過半数割れが確実となった。菅直人首相の消費税引き上げ発言が影響したとみられ、民主党は首相が目標としてきた改選54議席にも届かず、50議席を割る可能性も出ている。

 民主党幹部は11日夜、選挙結果が首相退陣につながる可能性を否定。菅首相も続投する意向を表明する見通し。ただ、今後、参院で野党が多数を占める「ねじれ国会」となり、菅首相は厳しい政権運営を迫られることになる。

 今回の参院選は選挙区(改選数73)に251人、比例代表(同48)に186人の計437人が立候補。開票は全国1913カ所の開票所で行われ、選挙区は同日深夜、比例代表は12日未明までに大勢が判明する見通し。

top
文字サイズ変更
この記事を印刷

PR情報

アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド