2010年7月9日 11時17分 更新:7月9日 11時39分
日本相撲協会は9日、愛知県体育館で取組編成会議を開き、名古屋場所(11日初日)の初日、2日目の取組が決まった。野球賭博問題で元大関・琴光喜が解雇されたほか、幕内6力士が謹慎となったため、通常なら42人で21番を数える幕内の取組が、初日、2日目とも18番にとどまった。初日に幕内と対戦する十両は琴春日だけで、取組数の確保よりも中身を重視した形だ。
謹慎で全休する幕内6力士は、豪栄道、豊響(ともに境川部屋)、豊ノ島(時津風部屋)、雅山(武蔵川部屋)、若荒雄(阿武松部屋)、隠岐の海(八角部屋)。謹慎者はすべて日本人力士で、幕内における外国出身力士の割合が上がり、出場35人中ほぼ半数の17人を数える。
現在32連勝中で史上初の3場所連続全勝優勝がかかる横綱・白鵬(宮城野部屋)は初日に新小結の栃ノ心(春日野部屋)、2日目に栃煌山(同)の挑戦を受ける。取組編成を担当する審判部の友綱部長(元関脇・魁輝)は「力士には観客に『来てよかった』と言ってもらえる、いい相撲を取ってもらいたい」と話した。【藤野智成】