スタンリッジ中10日で“夜王”復活!7回途中2失点
| 藤川からウイニングボールを渡され、笑顔をみせるスタンリッジ(右端) |
青い目の“夜王”が鮮やかに復活を遂げた。先発のスタンリッジが7回途中2失点と力投。前回登板となった3日の巨人戦(東京ド)では5回3失点で自身の連勝が「6」でストップしたが、連敗することなく8勝目をゲット。得意のナイターで10連勝中のヤクルト打線を封じ込めた。
「キレも良くなかったけど要所でダブルプレーを取れたし、決めれるボールを投げられた」
ハイライトは先制した直後の2回。2本の安打で1死一、三塁のピンチを迎え、8番・川端には3球連続ファウルで粘られるなど大苦戦。それでも集中力は切らさなかった。最後はこん身の142キロシュートで遊ゴロ併殺。序盤の危機を脱すると、6回まで4安打無失点と快調に飛ばした。
「長く感じましたし、待っているのは楽しくないから。自分のすべてを出せるようにした」
古傷である背中を痛めたために8日の中日戦(ナゴド)を回避し、中10日での登板。自慢の直球はキレを欠き、コントロールも安定しなかったが、何よりもマウンドに上がることを欲していた背番号55は懸命に右腕を振った。
[ 2010年8月15日付 ]
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