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朝鮮学校無償化 文科省幹部「理解広がる」と“お墨付き” 朝鮮新報が報道 当の幹部は「記憶ない」 (2/2ページ)
前川氏は、朝鮮学校数校を訪問したことを明らかにし、「適用可否がはっきりしない状態が続き、生徒たちを不安な気持ちにさせて申し訳ない」と謝罪。その上で「生徒たちの力でこんなに多くの署名を集めたことを評価したい。日本人にも理解が広がっているということは良いことだ。生徒たちの気持ちと署名は、必ず(川端達夫)文科相に伝える」と発言したと報じられている。
産経新聞の取材に対し、前川氏は、発言を「言った記憶がない」と否定した。文科省は朝鮮新報の報道は「誤報だ」として同紙への抗議を検討しているというが、会話内容は「記録していない」(幹部)という。
文科省は、無償化の適否を検討する専門家会議のメンバーや審議内容などを非公表にする「秘密主義」を貫いてきた。生徒らの面会も日本の報道陣をシャットアウトして行われた。
専門家会議は今月中に無償化適用の支給要件となっている「高校に類する課程」に朝鮮学校が該当するかどうかの審査基準を文科省に提示する方針。これを受け、川端文科相が最終的に適否を判断する。