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【格闘技】

43歳最年長・中西学が単独首位

2010年8月14日 紙面から

ストロングマン(上)にアルゼンチン式背骨折りを決める中西=後楽園ホールで

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◇新日本プロレス G1クライマックス<第6戦>

▽13日▽東京・後楽園ホール▽観衆2005人

 野人が怪力対決を制して単独トップ−。中西学(43)がヘラクレスカッターからの体固めでメキシコCMLLからの刺客・ストロングマン(38)に圧勝した。これで勝ち点8となり、出場最年長の43歳がAブロック単独首位に立った。残り2戦はIWGP王者の真壁刀義と新鋭の内藤哲也だ。また、首位に6人が並んでいたBブロックは、後藤洋央紀(31)と小島聡(39)が勝ち点2をゲットし、一歩抜け出した。

 鍛え上げられた肉体と肉体がぶつかり合う。中西がタックルをぶちかませば、ストロングマンも負けじと応戦。ヒートアップした中西はラリアット、野人ダンス、トップロープからのドロップキックと大ハッスルだ。最後は体重137キロのストロングマンを楽々と持ち上げて、ヘラクレスカッターでジ・エンド。圧巻のフィニッシュに会場はどよめいた。

 「アイツはオレより直線的な力はあるけど、プロレスだから緩急をつけないとな。タッグを組んでもいい。せやけど、オレももうとりこぼしできひんやろ!」

 これで4勝1敗。過酷なシングル連戦も終盤に入ったが、好調をキープし、単独首位に立った。

 「ここ1、2年で年齢が一番上になってきたな。それでも最高の練習をしているし、優勝を狙える! いけるところまでいくしかないやろ」

 ふと、周りを見渡すと、G1出場選手で最年長になっていた。武藤敬司をアルゼンチン式背骨折りで倒したサプライズ優勝から11年。衰え知らずの43歳が、20回目の記念大会で再び頂点を目指す。 (森合正範)

 

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