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【プロ野球】

阪神 あぁ一日天下 不安の投手陣が大量失点

2010年8月14日 紙面から

 阪神もヤクルトの勢いにあっさりと飲み込まれた。投手陣が歯止めをかけることができず、真弓監督は試合後、「しっかり抑えるところを抑えないと、大量失点になってしまう」と苦言を呈した。

 先発の鶴が味方のまずい守備もあったとはいえ、初回にいきなり2失点。続く2回にも1点を失った。「調子は良くなかったけど、だからこそもっと慎重にいかないといけないのに、結果的には簡単にいってしまっていた」。6回に走者を2人ためたところで降板。出てくることは反省の弁ばかりだった。

 継投策に打って出たが、3番手の渡辺も大誤算。投手の館山に痛打されれば、試合を決定付ける3ランを田中に被弾した。山口投手コーチが「調子が悪くないだけに、あの結果じゃつらいわな」と話したように、今季45試合に登板してきた右腕は2軍落ちする可能性が高まった。

 12日の広島戦で久保に白星が付いたとはいえ、最近は先発陣が思うように結果を出せてない。リリーフ陣は藤川球、西村以外はマウンドに上げてみないことには分からない状態だ。巨人が勝ったため、たった1日で首位陥落。残りは45試合。乗り切るため、そしてペナントを手にするためには、早急な投手陣の整備が必要だ。 (島田明)

 

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