口てい疫で中止の闘牛 再開
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口てい疫で中止の闘牛 再開

8月14日 20時9分

家畜の伝染病「口てい疫」の影響でおよそ60年ぶりに中止となった愛媛県宇和島市の闘牛が、14日、再開されました。闘牛場には、夏休み中の家族連れなどおよそ1200人が詰めかけ、迫力ある取り組みを楽しんでいました。

愛媛県宇和島市の闘牛は、江戸時代から続く伝統行事ですが、口てい疫の影響で、先月、およそ60年ぶりに中止されました。しかし、感染が広がっていた宮崎県が先月、非常事態宣言を解除したことから、闘牛場周辺の牛舎などに消毒用の石灰をまいたうえで、14日、再開されました。大会には、体重がおよそ1トンに達する大きな牛も含め、あわせて32頭の牛が出場し、16の取り組みが行われました。そして、勢子と呼ばれるけしかけ役の掛け声に後押しされ、牛どうしが時折、鈍い音を響かせながら角や頭を激しくぶつけ合っていました。闘牛場には、夏休み中の家族連れなどおよそ1200人が詰めかけ、迫力ある取り組みを楽しんでいました。大阪から帰省中の20代の主婦は「先月の大会が中止になったので、今月は無事開催されてよかった。迫力ある取り組みが続き、とても楽しめました」と話していました。