得点を決めガッツポーズの浅尾美和(左)とガックリの菅山かおる=神奈川・鵠沼海岸(撮影・田村亮介)
「ビーチバレージャパン、第1日」(12日、藤沢市鵠沼海岸)
女子1回戦などが行われ、“ビーチの妖精”浅尾美和(24)、草野歩(25)=ともにエスワン=の“浅草ペア”が、“かおる姫”こと菅山かおる(31)=WINDS、駒田順子(31)=ポイント=組をフルセットの末に下し、JBVツアー大阪オープンで敗れたリベンジに成功。2連覇がかかる浅尾は好発進となった。優勝候補の浦田聖子(29)、西堀健実(28)(ともにフリー)組はハチマキ姿で登場し、ストレート勝ちで初戦を突破した。
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フルセットの熱戦を制し、浅尾が久々の笑顔を見せた。7月のJBVツアー大阪杯で敗れた菅山組にリベンジ。「連続して負けることは許されない」と白い歯を見せた。
少しだけ進化した姿を見せた。大阪杯後は海外ツアー転戦を封印。1カ月間、相棒の草野と離れ個人練習に明け暮れた。「キャッチ(サーブレシーブ)とスパイクだけをやってきた」。この日は武器の高い打点のスパイクを随所で披露した。
まだ修正途上でもある。7連続失点で逆転された第2セットに、草野は「ミスが多かった。余裕で勝てる試合だった」と厳しい口調。浅尾も「まだまだ」と話しながらも「高さを意識して速く打ちたい。攻める気持ちを忘れずに勝つ」と、湘南の海に連覇を誓った。
(2010年8月13日)