都内出没のサル、台東区で捕獲！４時間“籠城”も麻酔銃撃たれた

東京都台東区で捕獲された雄のニホンザル

　５日以降、東京２３区内に出没していたサルと同一とみられるサルが１３日午後５時５０分ごろ、台東区今戸２丁目の造花店３階の倉庫で、ついに捕獲された。体高約７０センチの雄のニホンザルだった。

　警視庁浅草署によると、同日午後２時ごろ、「サルが建物に逃げ込んだ」と１１０番があった。サルは造花店の倉庫に約４時間“立てこもった”が、駆け付けた上野動物園の職員が麻酔銃を撃って眠らせ、捕獲した。けが人はいなかった。やじ馬や報道陣で現場は一時騒然となった。

　都内では５日午後５時半ごろ、板橋区大谷２丁目で目撃の１１０番通報があったのを手始めに、池袋、巣鴨、田端の住宅街などで「サルを見た」との１１０番が１日１０件前後寄せられていた。しかし、通報を受けた署員が駆けつけては“去る”の繰り返しで、手こずっていた。

　板橋から徐々に東へと移動。捕獲されたのは隅田川の西岸、東武線浅草駅の北東約２キロの地点で、偶然にも少しずつ上野動物園へと接近していた。都動物愛護相談センターでは「群れからはぐれた野生ではないか」と見ているが、今後、上野動物園が調べるという。

　都内では２００８年８月にも東急東横線渋谷駅にニホンザルとみられるサルが出没し、騒ぎになった。

（2010年8月14日06時02分  スポーツ報知）

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