内山、弟の“初タイトル”で燃えるＶ２戦…９・２０ゴング

スパーリングするＷＢＡ世界スーパーフェザー級王者・内山高志

　プロボクシングＷＢＡ世界スーパーフェザー級王者・内山高志（３０）＝ワタナベ＝が、９月２０日のＶ２戦（さいたまコミュニティアリーナ、報知新聞社後援）へ向け１３日、東京・五反田のジムで８ラウンドのマスボクシングなど練習を公開。昨年プロデビューした弟・篤（２５）＝松田＝が中日本地区新人王に輝いたことに発奮。Ｖ２へ意欲を新たにした。

　「まだ大きな結果を残してないけど、よくやっている」。世界王者の兄が４回戦ボーイの弟を照れくさそうにほめた。篤は内山より２階級上のスーパーライト級で、７日の中日本新人王決定戦では不戦勝ながら“初タイトル”を手にした。埼玉・花咲徳栄高からボクシングを始め、高校総体出場、拓大進学は兄と同じ。卒業後は一般企業に就職したが、名古屋に転勤した２年前に競技を再開。昨年１１月にプロデビューし現在の戦績は２勝（１ＫＯ）だ。

　篤は２回勝ち抜けば１２月の全日本新人王決定戦に出場できる。内山は「甘くはないだろうが、やるからには勝ってほしい。俺も負けてられない」と闘志をかき立てた。