民主党の小沢一郎前幹事長は12日付のメールマガジンで、7月の参院選敗北を陳謝したうえで「民主党は原点に戻り、『国民の生活が第一』の政策をひとつひとつ実行する」と強調した。9月の党代表選に関する記述はないが、今後の党運営にかかわることに意欲をにじませた内容だ。
小沢氏は6月に幹事長を辞任した後は定例記者会見などを行わずじまい。参院選期間中の地方遊説を終えた後も、休暇を一時取るなど公に発言することはなく、選挙後発信したのは初めて。
メルマガでは、「皆様のご尽力にもかかわらず、改選議席を大きく減らし、ねじれ状態をもたらす結果となった。深くおわび申し上げる」とした。
そのうえで、「期待に応えるべく、誰もが安心して暮らせる社会の実現に尽力してまいる」と記し、昨年の衆院選マニフェストで掲げた政策に取り組む考えを示した。