MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。
[PR]
  • メール
  • メッセ
  • 印刷

【北野武 ニッポンの問題点を語る】(下)社会そのものが“なあなあ”  (1/2ページ)

2010.8.10 09:15
このニュースのトピックス北野武監督インタビュー特集
「交通事故以来、残り時間なんて全然考えないね」と語る北野武さん「交通事故以来、残り時間なんて全然考えないね」と語る北野武さん

政治家は小さな善なんて言っている場合じゃない

 フランスで出版された自叙伝「Kitano par Kitano」の日本語版発売を機に、北野武さん(63)がニッポンの問題点を語ったインタビュー。後半は映画業界や政治の世界などに舌鋒鋭く切り込んだ。

  

 「政治とカネだって、相撲界で問題になっている暴力団とのつながりだって、日本社会そのものが、なあなあでもってきたのは間違いない。メディアも、大きなものに対して闘うと言っている割には、広告主に対してはずいぶん弱気だったりしてね。最近はそれがばれちゃっているんで、メディアに対してみんなの意見が冷たいんじゃないですかね」

 「映画の世界もひどいね。日本のアカデミー賞なんてのは、大手の映画製作会社の持ち回りだし、独立プロははじかれるんですよ。映画評論家も記者も、ときには悪口を書いたり、冷たいことも評論しなきゃいけないのに、宣伝したり、ほめる人間しか、映画会社は呼ばなくなっている。変な癒着があって、腐ってきちゃってる」

 「政治もそう。政権交代のときにマニフェストが話題になったでしょ。おれはね、高速道路無料化なんて絶対できないって言ったの。民主党のあの人たちを見て、どうしてできるんだって」

このニュースの写真

「交通事故以来、残り時間なんて全然考えないね」と語る北野武さん

PR

PR
PR
イザ!SANSPO.COMZAKZAKSankeiBizSANKEI EXPRESS
Copyright 2010 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。