002-2/11 宇宙戦艦ヤマトの復活だぞ!!
<銀河鉄道999 総集編2>(松本零士/ビッグゴールド特別編集10月増刊号)
「アルカディア号もいる!!その隣には追い抜いていったあの大戦艦もいる!!その右側にはもっと大きな地球型の戦艦がいる!!」
「右端のは超時空戦艦『まほろば』、その左側が伝説の『宇宙戦艦ヤマト』!!それぞれの空間と戦場でアルカディアと共に最強の戦闘艦と呼ばれている三隻!!」
「宇宙戦艦ヤマト」の映像化権は、今までずっと西崎義典氏の会社に所有されていた。だから松本氏にとっていかに愛着のある作品だったとはいえ、西崎氏との共同プロジェクト以外に映像化する方法はなかったわけだ。
しかし、本人から直接聞いたところによると、松本氏はこの権利を昨年のうちに西崎氏より買い取った。そしていよいよ今年から「新・宇宙戦艦ヤマト」の準備にはいるという。このマンガに登場するヤマトは、松本氏による「ヤマト復活宣言」であろう。
全国2000万人のヤマトファンよ、刮目して待て!
Re せっかくのヤモトも違うものに??
では戦艦まほろばに関して解説しよう。
これは巨匠の養老雑誌ビッグゴールドに連載された「ケースハード」に出てきた大和級最後の大戦艦のコトである(単行本2巻初出)。
以降この大和型というのがお気に召したらしく、その後第3艦橋が生えた超時空戦艦として蘇り松本版ヤマトとして扱われるコトになった
・・・かに見えたのだがヤマトの権利が帰ってきたので現在かなり宙ぶらりんの存在になってしまったのである(合掌)。
松本零士版ヤマトのアニメが現在動いているらしいが スタジオぬえとの確執が解決されたというハナシをきかないので、多分違うものとなる公算が強い。
実はヤマトのメカデザインはほとんどがスタジオぬえのもので、後になって「松本零士が描きましたよ稿」というのがでっち上げられて、実質手柄を取られてしまったので未だに根に持っているというハナシだ。
この業界こんなハナシばっかりじゃのう。
訂正コメント
「おたくウィークリー」9月27日号が発表されてから、このコメントに対し、ヤマトの著作権者である松本零士氏、SF作家の高千穂遥氏より事実誤認があるとの指摘を受けました。
以下、関係各位に深くお詫びすると共に、事実関係を訂正させていただきます。
●松本零士氏は、ヤマトの原作・監督・総設定者として、全ての著作権を保有していること。
●西崎氏が保有していた使用許諾権は既に切れており、西崎氏に権利は一切残っていないこと(買い取ったわけではない)。
●スタジオぬえは、アニメ化にあたってのデザインの清書を担当しているだけであり、松本氏とぬえの間には一切トラブルや行き違いはなかったこと(基本デザインは全て松本氏の手になるもの)。
また、文中に、侮蔑的な表現を使用した箇所がありました。この点も併せて心よりお詫び申し上げると共に、過ちを許していただいたばかりか、過分な励ましまでいただいた松本零士先生に深く感謝いたします。(編集部)
コメンテーター・原えりすんよりの謝罪
先の私の文章に対して 松本零士氏から大変な名誉毀損であるというおしかりを受けました。(訂正内容は上記)
事実誤認および中傷の文章を記載したのはまったくもって事実であるため、私も男らしく謝罪を申し述べる次第であります。
先の発言によって松本零士氏およびスタジオぬえに多大なご迷惑をおかけしたことを心から反省し謝罪致します。
よりにもよって、自分の尊敬している漫画家から電話がかかってきてそれが抗議であるというのは不徳の致す限りでありますが、心の底で「ああ、憧れの先生とお話ししている」と思ったのは隠しようのない事実で、あまつさえ「若い人間の未来をつぶすのはしのびない」と挙げた手を降ろして貰い、そのうえ「これからがんばれ」とまで言って頂いたことには素直に感謝の念しかありません。
・自分のことを考えて他人の後を追うな
・つらい時はメシを喰え
・自分がノイローゼになるくらいなら他人をノイローゼにしろ
としきりに強調されておられ、「ああ、私が子供の頃から憧れていた松本先生はやっぱり松本先生であった 」と感慨を新たにする次第です。
Re 松本零士ブーム、再来なるか!?
来年は再び松本零士ブームが来るかも知れない。映画版『999』劇場公開20周年を記念してリメイク版が制作されるし、最近なんだか世の中も右っぽくなってるから、うまいことシンクロするんじゃなかろうか?
スター・ウォーズ、寅さん復活の次は鉄郎とメーテル、その次は満を持して宇宙戦艦ヤマトの再来か!?
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