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「お盆場所」で闘牛再開 口蹄疫で先月中止、宇和島
口蹄疫問題の影響で中止されていた愛媛県宇和島市の闘牛大会が再開し14日、「お盆場所」を迎えた。重さ1トンを超える闘牛が、土俵の砂をけ散らしながら荒々しい取組を見せると、場内からは「いいぞー」と歓声が上がった。
闘牛大会は年に5場所開かれてきたが、口蹄疫への感染を懸念した宇和島市観光協会などが7月場所を中止。終息に向かったことから、再開を決めた。
お盆場所では、中止された7月場所の取組と合わせ、例年より6組多い16の対戦が組まれ32頭が参加。ドーム形の市営闘牛場にある土俵で、黒や茶色の2頭の闘牛が角をぶつけ合い、どちらかが逃げるまで闘う。
牛の待機場所近くには石灰を散布するなど口蹄疫対策にも念を入れた。
観光協会によると、同市の観光の目玉でもある闘牛は、遅くとも江戸時代に始まったとされ、作家の故井上靖氏が芥川賞を受賞した小説「闘牛」の題材としても知られる。