文部科学白書:閣議報告 「教育水準と教育費」を特集

2010年6月18日 12時39分 更新:6月18日 13時47分

川端達夫文部科学相=2010年6月撮影
川端達夫文部科学相=2010年6月撮影

 川端達夫文部科学相は18日、教育・科学技術・文化・スポーツなど文部科学行政の現状をまとめた09年度文部科学白書を閣議に報告した。「わが国の教育水準と教育費」を特集として取り上げ、経済格差が教育上の格差につながり、固定化する恐れなどを指摘した。

 両親の年収が高いほど高校生の4年制大学への進学率が高くなっていることや、低所得層の割合が増加傾向にあることを踏まえ、経済的な困難さからの進学断念が増加し、教育格差が世代を超えて固定化していく恐れを指摘。経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で日本は政府支出に占める教育費の割合が最下位であることなどを挙げ、教育への社会的な投資の充実を求める内容となっている。

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