2010年6月17日 23時28分 更新:6月18日 3時12分
小惑星イトカワの岩石採取に挑んだ探査機「はやぶさ」のカプセルが17日夜、日本に到着した。カプセルは宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所(相模原市中央区)の専用施設に運ばれ、1~数カ月かけて内部を調べる。
カプセルは厳重に梱包(こんぽう)され、同日午後11時20分過ぎ、チャーター機で羽田空港に到着した。
JAXAは18日にもカプセルの中身を未開封のままCT(コンピューター断層撮影)で確認し、開封に向けた作業に取り掛かる。カプセル内の容器には、はやぶさがイトカワに着陸した際、衝撃で舞い上がった砂や微粒子が入っている可能性があるという。【関東晋慈】