2010年6月17日 20時44分 更新:6月18日 9時20分
【ジョージ江連能弘】サッカー日本代表は19日午後1時半(日本時間午後8時半)から、W杯1次リーグE組の第2戦として、ダーバンでオランダと対戦する。ともに初戦で勝ち点3を挙げており、日本が勝ち、なおかつ同日夜(日本時間20日未明)の試合で、カメルーンがデンマークに勝つか引き分ければ、日本は02年日韓大会以来、2大会ぶりの決勝トーナメント進出が決まる。
17日はベースキャンプ地のジョージで練習があり、前日は別メニューだったFW森本(カターニア)も合流して全選手が参加した。冒頭の約20分間を除き、カメルーン戦の後では初めての非公開練習とした。岡田監督によると紅白戦で戦術面を確認し、セットプレーに多くの時間を割いたという。
先発メンバーについて、岡田監督は「今のところ固まっている」と語った。2トップへの布陣変更は「あまりないかもしれない」とした上で、「(当日の)朝、起きたら変わるかもしれない」とも話した。
オランダとは昨年9月に1度対戦したのみで、0-3で完敗した。当時とは「成熟度が違う」と警戒するオランダを相手にした一戦に向けて、岡田監督は「自分たちの良さを出しつつ、相手の弱点を突きたい。始まる前から同点でいいとは考えない。我々は(勝つ)可能性はゼロではない」と、勝ち点3獲得を目指す考えを示した。
日本代表は、18日にダーバンへ移動する。
○…前回の対戦で3点を奪われたDF闘莉王(名古屋)はオランダについて、「去年(対戦したイメージ)とは全然違う。忘れた方がいい。また『下手くそ』なりのサッカーができればいい」と言って意気込んだ。17日の全体練習後にはシュート練習を繰り返した闘莉王。その攻撃参加について、岡田監督は「僕は常に『あまり上がるな』と言っている。ラスト10分で負けていたら上げる可能性はある。どう判断されるかは『闘莉王サマ』次第」と話し、周囲の笑いを誘った。