高校野球:夏の宮崎大会、開会式中止を決定 口蹄疫で

2010年6月15日 20時9分

 宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、県高野連(猪股整理事長)は15日、宮崎市内で運営委員会を開き、全国高校野球選手権宮崎大会(7月10日開幕)の開会式の中止を決定した。「応援についても何らかの制限を検討する」としており、7月1日に緊急理事会を開き、応援自粛や無観客試合も視野に対応を協議する。

 県高野連によると、開会式では参加する全53校51チームの選手による入場行進などが予定されていた。また今月24日にある組み合わせ抽選会も主将の参加を禁止し、各校とも部長か監督のいずれか1人の参加とした。さらに抽選会のテレビ放映についても各局に中止を求めるとした。

 猪股理事長は「苦渋の決断。口蹄疫で多くの人々が被害に遭っている。感染拡大を防ぐためには、人を集める開会式はやるべきではないと判断した」と話した。【川上珠実】

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