2010年6月15日 2時29分 更新:6月15日 6時36分
○日本1-0カメルーン●(14日、E組)
日本が守り切って、勝ち点3を手にした。序盤からボール支配で上回られたが、前半39分、右サイドに切り込んだ松井からのクロスを、本田が左足で押し込んで先制。後半は守勢に回ったものの、ボールを持った相手選手を素早く囲い込み、GK川島の好セーブもあって得点を許さなかった。カメルーンは後半にFWを1人増やして攻勢に出たが、前線でつながりを欠いた。
GK川島が、カメルーンの猛攻をしのぎきった。素質は高く、周囲から認められていたが代表チームでは長らく楢崎、川口の後塵(こうじん)を拝してきた。しかし、5月30日の強化試合・イングランド戦で好セーブを連発。W杯初戦の先発に抜てきされた。「準備してきたことをピッチで出すだけ」と話していた通り、体を張ってゴールを死守し、しっかりとDFラインをコントロール。これまで国際Aマッチの経験は10試合にすぎなかったが、堂々とした「守護神」ぶりを見せた。