献上柿：ＪＡ紀北かわかみで荷造り式−−かつらぎ　／和歌山

　かつらぎ町のＪＡ紀北かわかみ妙寺総合選果場で２日、天皇・皇后両陛下と県ゆかりの紀子さまが嫁いでいる秋篠宮家に献上するハウス柿の荷造り式が行われた。同ＪＡの施設柿部会（田村裕弘部会長）が毎年贈っており今年で２３回目。
　柿は、固形アルコールを入れたポリ袋を実にかぶせて樹上で脱渋した利根早生（わせ）と西村柿の２品種。１月初めから加温し、水分コントロールもうまくいって糖度が高く、上出来だという。同町の会員５戸が作った中からよりすぐった。
　式では、田村部会長が「東京では献上柿として知られてきた。今まで以上にいいものを作っていきたい」とあいさつ。山本恵章町長や清原久雄・県伊都振興局長らが、色や形の整った柿を一つずつ丁寧に選んで箱詰め。２品種各１箱をセットにして４日、岡本純夫専務理事らが上京し両家に届ける。【上鶴弘志】

８月３日朝刊