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朝日新聞の報道について またこれからのブログについて

この2回ほど、
「兄弟」の会話風に話を進めてみました。

「本来のホメオパシー」というものは、
社会の良識、科学、公序良俗を否定するものではなく、
真の良識、真の科学、真の芸術、真の公序良俗をめざし、
真の調和を実現しようとするものであること、
それを「兄弟」の会話を通じて、
じっくりと話を深めていこうとするものでした。

私の中ではすっかり構想も出来上がっているのですが、
このあたりで、「兄弟対決」ではなく、
スタイルを本来の姿に戻していこうと思います。
なぜならば、HP上にもありますように、
現在このブログは、単なる私のブログというだけではなく、
振興会の「公式見解」の「詳細版」
という役割も負っています。

私個人のブログという位置づけのみでしたら
これはこれで構わないとも思いますが、
「準公式見解」という今の位置づけの中では、
私の中でも少し「違和感」も生じてきていますので、
本来のスタイルに戻したいと思います。

ただ、書き方が変わっても、
基本構想、基本構造は変わりませんので、
少しお時間をいただきながら、
本来の形で書き進めようと思います。

ですので、「兄弟の会話」2話は、
いったん取り下げさせていただき、
本来のスタイルに書き直してから、
再びアップさせていただきたいと思います。

また、今現在の急務として、
本来のホメオパシーとは何か、というコンテンツの充実が、
何よりも優先する、と考えます。

ですので、その作業を最優先に進めながら、
より詳しい解説を進めていきたいと思います。


********************

さて、最近、朝日新聞において、
ホメオパシーによって「医療ネグレクト」が起こっている
と盛んに報じられています。

ホメオパシーで治療すると言い張って、
病院に行くことを拒否して死亡した、という例がある…
それに類する死亡例が複数ある…

「死亡」という、人の感情をかき乱す言葉が多用されていますので、
一見して、衝撃を受けられる方も多いことでしょう。

そして、ホメオパシーに対して、
「反社会的」な印象、「カルト的」な印象を
持たれる方も多くいらっしゃることでしょう。

現在の日本において、一般的に「信頼できる」と信じられている
大手新聞で報じられる内容ですから、
多くの人がそのように感じられるのも、
無理はありません。

しかし、誰かの言ったことを鵜呑みにすることからは、
正しい物事の判断は生まれないでしょう。
もちろんのこと、それは「良識的態度」とは言えません。


そもそもこのブログで、
一連の報道に対する見解を書き始めたとき、
その根底にあったのは、
「(狭義の)ホメオパシーを守りたい」とか、
「日本ホメオパシー振興会という団体を守りたい」
…という思いではありませんでした。
なぜかと言えば、
「ホメオパシーを守る必要はない」からです。

私は、ホメオパシーを始めてから、
「ホメオパシーを守ろう」と思ったことは一度もありません。
なぜならば、「守る必要がない」からです。

2年半前からこのブログの中で再三書いているように、
私にとって唯一大切なことは、
「ものの道理」であり、
どのような時代、どのような場所、どのような状況においても通用する、
「普遍的な真実」です。
私にとって、ホメオパシーが「直接的に」大切なのではなく、
ホメオパシーが、ものの道理にそのまま一致しているからこそ大切なのです。
それ以外にはありません。

ホメオパシーが「ものの道理」に一致しているならば、
どうして守る必要があるでしょうか?

「万有引力の法則を守る」必要があるでしょうか?
どのような容赦ない批判にも全く揺らぐことがない、からこそ、
「ものの道理」なのですから。

本来のホメオパシーは、「ものの道理」にのみ準拠した、
真の科学であり、真の芸術です。
とらわれがなく、完全にオープンなものであり、
閉鎖的な、いわゆる「カルト」とは、対極的なものです。

「人はなぜ病を得るのか?」
「何が真の『健康』なのか?」
「人間とは?」
「宇宙とは?」

・・・そのような、人間が生きていくうえで恐らく誰もが抱くであろう
根本的な問題について、
ホメオパシーには、きっと深いレベルの、本当の答えがある!

真のホメオパシーを知った時の驚愕と感動、
それを、より多くの方にお伝えしたいと思ったのです。


今回、ホメオパシーという言葉が広く知られるきっかけとなった
山口での事件は、本当に痛ましく、起こってはならないことでした。

ホメオパシーが知られるきっかけとなったのが、
本来のホメオパシーの素晴らしい癒しの技(わざ)からではなく、
一見「反社会的」「カルト的」にも見える事件からであったことを、
心から残念に、申し訳なく、極めて遺憾に思っています。


それからもう一つ、匿名の投稿について申し上げたいと思います。

匿名には大きな長所があります。
誰なのかが追求されないので、匿名でこそ本音が言える、
という場合も多々あります。

また同時に匿名には大きな短所もあります。
匿名だけに、面と向かっては絶対に言わないような
面白半分のひどい誹謗中傷も、
平気でできてしまいます。

実は、ある時、私が知っている方が、
ネット上の「荒らし」であることを、
たまたま知ったことがありました。
ネット上では、びっくりするような、
攻撃的で先鋭的な中傷をされるのです。
しかし、普段のその方は、非常に優しく、
とても常識的で、知的な方だったのです。

ネットの中ではひどい言葉でホメオパシーを罵っていらっしゃる方も、
実際にお会いすると、きっと良識的で優しい方なのかな、
と思います。


今回の一連の報道の中で、
あえて朝日新聞のブログの中で、
実名でいくつか投稿いたしました。

それはそれで、意味があったことだと思います。

しかし、そのブログのその後の数々の投稿を見る時、
結論がホメオパシー反対であるとか、賛成であるとか、
そういう結論には関係なく、
やはり匿名の投稿という場は、
良識的な議論を重ねていく場にはなりにくい、
ということを強く感じています。
もちろん良い投稿もありますが・・・・・

ですので、これからは
朝日新聞のブログや、まだ未参加のブログその他に関しても、
閲覧や発言をするのは、基本的には控えたいと思います。

そして、これからは、
振興会のHPの内容と、このブログの場を通じて、
出来るかぎり充実した議論を展開していきたいと思います。
また、お互いに気持ち良くコミュニケーションが取れる場で、
発言していきたいと思います。


さて・・・
これからしばらく、振興会としては夏休みをいただきます・・・
といっても、Dinesh先生のセミナーがありますので、
私は多忙な状態が続きますが・・・・・
(ちょっと余談ですが今回もDinesh先生の講義、本当に素晴らしい!です。)

この間に、本当にこのブログでお伝えしたいことを、
もう一度フレッシュな気持ちになって、
お休み明けに、新たな気持ちで、ブログを再開したいと思います。

・・・といっても、次から次に書くことが溢れてきていますので、
お休み中でも更新することもあるかもしれませんが(笑)・・・


最初に書きましたように、
物語風に書きかけた「兄と弟の対話」も
いったん取り下げさせていただき、
お休み明けに、装い新たに論を展開していきたいと思います。

長いながーいブログになりました。
最後までお読みいただき、有難うございました。


暑い時期ですので、皆様もどうぞご自愛ください。

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2010年08月13日 20:16に投稿されたエントリーのページです。

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