音響指紋技術

acoustic fingerprinting technology

オーディオ指紋技術

140,000のMP3データを月額$9.99で提供している米国のイーミュージック・ドットコム(EMusic.com)社の技術者は2000年11月21日に発表した、Napster社では実現不可能だとしていた交換される著作権を侵害している楽曲を識別できる追跡システムでチェックに利用されている、楽曲のオリジナル・ソース「MD5」の俗称。詳細情報はURL(http://www.emusic.com/about/pr/pr138.html)で知ることができる。また、Napsterなどの登場で、P2Pのファイル交換が横行し、著作権侵害が多くなったという考え方から、違法ユーザーを突き止め、インターネットへの接続そのものを停止する新しいソフトウェアが登場し始めている。例えば米国のコピーライト・ネット(Copyright.net)社が開発したCopyright AgentやEMusic.com社の音響指紋技術を採用したソフトが登場している。2001年2月15日には著作権問題で大きな話題を呼んでいるNapsterなどに関する共有データで関する著作権についてMIT COMMUNICATIONS FORUMで''COPYRIGHT, COMMERCE AND CULTURE -- WHAT WE LEARNED FROM NAPTSTER''が開催された。EMI Recorded Music社は2002年10月29日に、Audible Magic社との契約に合意し、ファイルの名称や種類が変えられた場合でも、P2Pネットワーク上で交換されているファイルの照合に利用することができるAudible Magicの「音響指紋技術(Audio Technology Expertise)」を採用することを発表した。詳細情報はURL(http://www.audiblemagic.com/)または、URL(http://www.audiblemagic.com/sound_consulting.html)で知ることができる。ワシントンにあるシンクタンクCED(Committee for Economic Development)は2004年3月1日に、DRM(Digital Rights Management/デジタル著作権管理)に関する81ページの特別レポート「Promoting Innovation and Economic Growth: The Special Problem of Digital Intellectual Property」を公開した。詳細情報はURL(http://www.ced.org/newsroom/press/press_dcc.pdf)で知ることができる。特別レポートはURL(http://www.ced.org/docs/report/report_dcc.pdf)でダウンロードできる。ワシントンポスト(WashingtonPost)が2007年6月13日、ビデオ共有サイトYouTubeは、ビデオで著作権内容を認識するためにパートナーのタイム・ワーナーとディズニーでビデオ認識技術のテストを開始する。YouTubeは、今年の初めに権限のないコンテンツを妨げるか、または大手レコード会社のコンテンツをサイトで認可し、ロイヤリティを支払うのにAudible Magic社からオーディオ認識技術を使用し始めたと報告した。詳細情報はURL(http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/06/13/AR2007061300396.html)で知ることができる。