妻殺害:桑田容疑者 元交際相手の女性殺害容疑で再逮捕

2010年8月13日 11時35分 更新:8月13日 14時53分

静岡県沼津市内で見つかったドラム缶を運び込み、ブルーシートで覆って鑑識活動を進める県警捜査員=御殿場署で2010年8月12日午後4時56分、田口雅士撮影
静岡県沼津市内で見つかったドラム缶を運び込み、ブルーシートで覆って鑑識活動を進める県警捜査員=御殿場署で2010年8月12日午後4時56分、田口雅士撮影

 妻を殺害し静岡県御殿場市の空き家に遺棄したとして殺人容疑などで逮捕・起訴されたリフォーム業、桑田一也被告(44)=同県清水町=について県警は13日午前、元交際相手の女性を殺害したとして殺人容疑で再逮捕した。県警は同日、御殿場署や沼津署などの合同捜査本部を設置し、発表した。捜査本部によると、桑田容疑者は「金の問題でもめていた。首を絞めて殺した」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、05年10~11月ごろ、桑田容疑者が借りていた同県沼津市西椎路のアパートで、日比野かおりさん(当時22歳)=住所、職業とも不詳=を殺害したとしている。日比野さんの母親が06年8月15日、「05年末から娘と連絡が取れなくなっている」として御殿場署に捜索願を出していた。

 県警は12日、桑田容疑者の供述に基づき、一部白骨化した遺体の入ったドラム缶を同市内の空き地で発見。遺体は服を着たままブルーシートにくるまれており、指紋から日比野さんと確認した。桑田容疑者は02年ごろ、日比野さんと知り合ったという。

 殺人罪などの起訴状によると、桑田容疑者は2月23日ごろ、清水町の自宅アパートで妻(当時25歳)の首を絞めて殺害。ビニールシートにくるんで御殿場市内の空き家の物置に遺棄したとしている。5月、物置の整理を受注したリフォーム業者が遺体を発見。別の詐欺罪で起訴されていた桑田容疑者が妻の殺害を認め、殺人と死体遺棄容疑で逮捕された。【田口雅士、山田毅】

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