民主デフレ脱却議連：為替介入検討、大幅金融緩和を－声明(Update1)

　　８月13日（ブルームバーグ）：民主党の「デフレから脱却し景気回復を目指す議員連盟（デフレ脱却議連）」有志は13日、外為市場での急激な円高に対し政府と日銀に対応を求める緊急声明を発表した。

　　声明は「政府においては為替介入の実施についての検討、その実施のために国際的な理解を得るための外交努力を直ちに開始するとともに、日本銀行においては直ちに大幅な金融緩和に踏み切る必要がある」と強調した。

　　米国では連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）が「景気の先行き懸念に対し、即座に信用緩和政策の再開に踏み切るなど、機動的かつ大規模な金融政策を展開しつつある」と指摘。

　　それに対し日本では「政策当局の反応は緩慢かつ危機意識に欠けると言わざるを得ない」とし、「政府は円高に対し一定の対決姿勢を示したものの、その発言や行動にさらなる踏み込みを期待する」と要望した。

記事に関する記者への問い合わせ先：東京 坂巻幸子　Sachiko Sakamaki ssakamaki1@bloomberg.net

更新日時: 2010/08/13 18:44 JST