◇新日本プロレス G1クライマックス<第5戦>
▽12日▽宮城・仙台サンプラザホール▽観衆2000人
Bブロックが大混戦になった。単独トップを走っていた小島聡(39)が永田裕志(43)に敗れ、勝ち点6の首位タイが小島、永田、後藤洋央紀(31)、G・バーナード(37)、中邑真輔(30)、潮崎豪(28)の6人。残り3試合にすべてをかける。
永田−小島戦は11年ぶりのシングル対決。01年覇者の永田は地元・楽天の帽子とユニホーム姿で入場。2度にわたるバックドロップホールドで仕留め、テクニシャンとしての意地を見せつけた。観衆を前に「今年はオレが優勝だ」と宣言。「途中でペースが合わずに苦しかった。小島はやはり、一発一発の技の重みが違う」と、久々の一騎打ちを振り返った。
一方、ノアから参戦の潮崎は、怪物バーナードつぶしの大殊勲。圧倒的なパワーに押しまくられながらも、キックをかわして巧妙なスモールパッケージホールドで逆転勝ち。しかし、試合後は「あの巨体には何をやってもポイントがずれる。きょうはオレの負けだ」と、内容には不満顔だった。 (門馬忠雄)
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