南日本新聞のウェブサイト373news.comです

メニューをとばして本文へ移動します
「赤潮は海の口蹄疫」鹿児島県知事らが国の支援要望
(2010 08/12 11:25)
山田正彦農相(左)に赤潮対策についての要望書を渡す伊藤祐一郎鹿児島県知事(右)=11日、東京・霞が関
 八代海や有明海の赤潮被害を受ける鹿児島、熊本、長崎3県の知事は11日、関係各省に「赤潮は海の口蹄(こうてい)疫」として、養殖漁業者の経営存続に必要な支援を申し入れた。山田正彦農相には、漁業共済で賄えない損失分を直接補てんするよう要請。山田農相は「何らかの手だてを考えたい」と答えた。
 要望は、今回の赤潮を激甚災害並みに扱うことや共済制度の見直し、赤潮の発生防止対策の確立、対策費用経費への特別交付税充当など8項目。
 鹿児島県の伊藤祐一郎知事は、今夏、3県の被害が285万匹、53億円余りに上ると報告。このうち漁業共済制度で穴埋めできない二十数億円分を漁業者が負担するのは厳しいとし、国に支援の枠組みづくりを求めた。
 一行は総務省や民主、自民両党も訪問。やり取りの中で、新たな立法措置や既存特別措置法の発動の可能性への言及もあった。
 伊藤知事は「口蹄疫対策1000億円に比べれば、二十数億円は何とか出せる額ではないか。養殖漁業をどう再生させるかの試金石だ」と対応を促した。
 
鹿児島・南日本新聞ニュース・373ニュース
↑この記事をソーシャルブックマークに登録→ ブックマークに追加する


九電20100730
新着情報
南日本新聞サマーキャンペーン
桜島降灰速報メール 373写真館 動画ページ 373TV
九州温泉プレス 南之方 新聞協会 九州創発塾
オススメ情報
全日本電気工事100801
373news.comに掲載しているコンテンツの著作権は、南日本新聞社または各情報提供者にあります。2次利用の可否は読者室までお問い合わせください。