2010年 8月 12日
お盆の帰省ラッシュピーク
お盆をふるさとで過ごす人たちの帰省ラッシュが12日、ピークを迎えました。交通機関は朝から混雑が続いています。JR岡山駅の新幹線ホームでは、大きな荷物を持った家族連れなどが次々と列車から降り、在来線への乗り換えに急いでいました。JRによりますと新幹線の自由席の乗車率は、午前6時50分東京発博多行きののぞみで120%となったのを最高に、下りの多くの列車でほぼ満席となっています。また在来線も瀬戸大橋線の午前10時5分岡山発の特急南風で自由席の乗車率が200%となったのを最高に混雑が続いています。一方、高速道路は13日が帰省ラッシュのピークと見られていて12日は目立った混雑はありませんでした。西日本高速道路によりますと13日、岡山県内では岡山道下り線、高梁サービスエリア付近で10キロ程度、香川県内では高松道下り線、白鳥大内ICと志度ICの間にある志度トンネル付近で10キロ程度の渋滞が予想されています。

香川県知事選告示 新人3人立候補
任期満了に伴う香川県知事選挙が12日告示され、新人3人が立候補を届け出ました。香川県知事選挙に立候補したのは届け出順に共産党公認、党香川県委員会・委員長の松原昭夫さん(54)、無所属で元香川県議の渡辺智子さん(56)、無所属で元財務官僚の浜田恵造さん(58)の新人3人です。共産党新人の松原昭夫さんは「無駄な大型事業を見直し県政の転換を図る」と訴えました。無所属新人の渡辺智子さんはしがらみのなさをアピールし、県民参加の事業仕分けの導入を訴えました。無所属新人の浜田恵造さんは「これまでの知識と経験を生かし、香川を日本一元気にしたい」と訴えました。現職の真鍋知事が引退し、12年ぶりに新しい香川県のかじ取り役を決める今回の選挙は財政再建策などが争点になります。投票は今月29日に行われ即日開票されます。

岡山市で100歳高齢者訪問
全国で所在が確認できない100歳以上の高齢者が相次ぐなか岡山市は100歳になる高齢者、3人の自宅を訪問し、記念品を手渡しました。このうち岡山市北区の新庄隆枝さんの自宅には市と県の職員が訪れ、賞状や膝掛けなどの記念品を手渡しました。岡山市は37年前から訪問事業を行っていて現在、100歳以上の高齢者は304人です。孫やひ孫など家族13人が100歳を祝い、新庄さんは感極まった様子でした。岡山県内では岡山市と玉野市であわせて4人の高齢者の所在が分からなくなっています。市では訪問事業を通じて所在の確認を徹底するとともに新たなチェック体制の導入を検討することにしています。

岡山市で住宅火災1人死亡
12日未明、岡山市で住宅を全焼する火事があり1人が死亡しました。警察は死亡したのは火元の家に住む女性とみて身元の確認を急いでいます。12日午前1時45分ごろ、岡山市南区藤田の美土路時子さん(60)の住宅から火が出ているのを近所の男性が発見し119番通報しました。火は木造瓦ぶき2階建ての住宅、約120平方メートルを全焼したほか隣の住宅の壁や雨どいの一部を焼き、30分後に消しとめられました。この火事で1階の焼け跡から女性の遺体が発見されました。美土路さんは独り暮らしで火事の後、行方が分からないことから警察では遺体は美土路さんと見て身元を確認するとともに火事の原因を調べています。

四国電力を装う不当請求に注意!
電力会社を装った電気機器の勧誘や不当な代金の請求が香川県内で増えていて四国電力が注意を呼び掛けています。四国電力によりますと設置すれば電気代が安くなるとして電気機器を売りつけられたりコンセントなどを点検し、代金を請求されたりする問い合わせが1年ほど前から増えているということです。特に先月は、四国4県で約420件、香川では174件の相談が四電に寄せられました。愛媛県では約5万円を騙し取られた被害がありましたが香川県での被害は確認されていません。四国電力では配線の点検や修理で料金を請求するケースは無く、不審に思ったら電話して欲しいと話しています。