菅首相:普天間問題ノータッチ、鳩山氏の意向で

2010年6月14日 22時28分 更新:6月14日 22時33分

衆院本会議で所信表明に対する谷垣禎一自民党総裁の代表質問に答える菅直人首相=国会内で2010年6月14日午後1時54分、藤井太郎撮影
衆院本会議で所信表明に対する谷垣禎一自民党総裁の代表質問に答える菅直人首相=国会内で2010年6月14日午後1時54分、藤井太郎撮影

 「(昨年9月に)国家戦略担当相になった時、鳩山由紀夫前首相から『外交については負担をかけないから』との言葉を頂いていた」

 菅直人首相は14日、衆院本会議の各党代表質問で、鳩山前首相の意向で、米軍普天間飛行場移設問題の担当から外れていたとの認識を示した。

 自民党の谷垣禎一総裁が「意図的に避けてきたように感じる。首相をわざと支えず、職場放棄、戦略的サボタージュを決め込んだのではないか」とただしたのに答えた。

 鳩山前首相も11日のBS朝日の番組収録で「菅さんは、(普天間移設問題に)タッチをされたかったのではないか。ただ、副総理も財務相も大変忙しい。国の財政も大事な時期だったので、『この問題はこちらで引き取ります』ということにした」と説明している。【坂口裕彦】

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