亀井氏:「約束守らないと政党政治は死ぬ」 退任会見で

2010年6月14日 18時36分 更新:6月14日 18時45分

 郵政改革法案の今国会成立見送りに反発して辞任した亀井静香前金融・郵政担当相は14日の退任会見で、「政党間の約束、信義が守られなければ政党政治は死んでいく。約束がきっちりなされるかどうかが極めて大事だ」と述べ、参院選後の臨時国会で同法案を成立させることを強く求めた。

 亀井前担当相は「約束をほごにされて腹が立たないわけではないが、国民新党だけで政策実現はできない」と苦しい胸の内を吐露。参院選での民主党との選挙協力について「国民新党の候補者がいない選挙区では誠心誠意協力する」と連立与党で参院の過半数を目指す姿勢を示した。

 また、菅直人首相が所信表明で呼びかけた財政健全化に向けた超党派の検討会議について「税制のあり方を与野党が真剣に議論するのは当然」としたが、「税制だけ変えても、経済を活性化させなければ税収は増えない」と消費税増税ありきの議論にクギを刺した。【中井正裕】

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