2006年07月

2006年07月31日

東長戸ブルーズ2

古茂田 亮は、いつもしかめっ面をしている、一体何がそんなに気に入らないのか分からないがとにかく不機嫌なヤツだった。

その亮がバンドをやっていると聞いたのはもう2年生になった頃だったろうか。
とにかく俺の人生においてバンドの匂いを感じたのはこれが始めてだった。

その後、俺は徳島に住んでいたおじさんがくれたヤマハのアコースティックギターをきっかけにギターを始めた。
アルバイトをして貯めたお金でエレキギターを購入し、指が裂けるまで弾きまくった。

当時ギターキッズ達がこぞってコピーしたのはMr.BIGやらメタリカやらであったが、俺はまだ初心者な上にどちらかというと国産のポップスの方が好きだったので、そっちの技術は進歩せず、ひたすらコード弾きという地味なギタリストまっしぐらだったものだ。

そんな俺もようやくバンドを結成し、リハーサルスタジオなどに入るようになると、あの仏頂面の亮とも接点が出来てきた。

学校の帰りに島村楽器のスタジオで「亮君のギター教室」なんてやったものだ。

しかし、結局俺は早いフレーズなど一つも弾けるようにならず、闇雲に時間だけが過ぎていった。



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2006年07月30日

東長戸ブルーズ

彼らに出会ったのは高校生の頃だった。

家から近いので選んだ志望校の受験に失敗して、滑り止めとして受験した私立新田高校。

半ば諦め気味に入学したこの学校では選抜クラス(成績上位者のみで構成されるクラス)だったので部活動など禁止されていたこともあり、かろうじて認めてもらった生徒会活動だけが生き甲斐のような生活だった。

生徒会役員といってもまともに学業に励む奴などいないもので、次第に俺の周りはやや荒れ気味な青春、といった感じの空気へ変わっていった。


その頃から俺は、テレビなどの大衆娯楽を蔑視していたので、今ほどではないにせよ殆ど見なかったものだ。そのせいだけではないのだけど次第にクラスでも浮いた存在になりつつあった。

2年生になった頃だったろうか、前の席にいる男が、四分の一くらいに切ったプリントの裏を四つに区切って、左上のコマに絵を描いて渡してくる。
どうやら「2コマ目を書け」ということらしい。

おかしな奴だと思いながらも退屈な授業よりいくらかマシかと2コマ目を描く。紙を返すとすぐに3コマ目を描いて返してきた。そいつは俺を見てニヤッと笑い、「落として」と言った。

オチを書けということなのだろうけど、どう考えても落ちない、というかストーリーにさえなっていない。

どうにも落ちないながらも何とか書き終えると、それを見て「やっぱりタケは絵がうまいなぁ」とのこと。目がくるりと大きくて顔にニキビの跡の残るそいつは、田中 到という名前だった。

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2006年07月28日

日々3

今日は友人のとても重要な日であって、その事が凄く気がかりなのだけど、

当然いつものようにただ時間が過ぎていって、あっという間に今日が終わって、それでおしまい。

こんな日は自分の周りの人全てが鬱陶しく感じられて、それでもなんとか平静を保とうと(装おうと)するのだけど、リズムの異なる自分は他人から見るとそれこそ鬱陶しいのでしょう。

一番鬱陶しい俺が大多数の人を鬱陶しがってどうするんだ。

共に歩いていたはずの人々は振り返ると姿を消していた。

用事があるから帰れと言っていた当人は帰ったら居ない。

もういっその事関わりを拒んでしまおうか?



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日々2

電車の中でいい歳こいた男が恋の話だの好みの女性だの。

もっと面白い話は出来ないものか?

田舎の男は女と車にしか興味が無い(ヤンマガとか見たら分かるでしょ)ようだけど、どうやら東京も同じらしいね。

とりあえず俺は君等に興味全くないの。うるさくて読書の邪魔やからせめて静かにしててください。



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2006年07月27日

日々

おかげさまで下北沢QUEのライブは大成功!
来て頂いた皆さん、ありがとうございました。

やはりというかなんというか、バンドやってると充実感が違います。

日々の生活にもハリと潤いが戻ってきました。

先々月まではスカスカだったスケジュールも、ようやく埋まってきて、この調子で行くと年明けとかにはまたオクトパスピチやってた頃に戻れそうです。

また始まる、あの多忙な日々!ハッとして振り返るとまた7年とか8年とか起ってるんだろうか。

そうだといいな、と思っています。

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2006年07月19日

問わず語りのブルーズ

下北沢club QUEで、ライブです!つるうちはな。
詳細は↓
7/23(sun)
つるうちはなトリオ/二錢銅貨/THE GREAT BRITAIN SMOKERS
open/start 12:30/13:00
adv/door 1,500/1,800

という感じー。いやいや久しぶりのライブですな。

ていうか時間早!デイライブなのです。間違えて夜来ても僕等はいないから気をつけてね。

実はこないだまでコッソリ松山へ帰っていたのね、友達の結婚式の為に。まぁ大体飲み過ぎって言う感じの披露宴やったんやけど、開いてた日に盟友パレンと俺の大事な後輩ミゾオチのツーマンを見に行ったの。

良かったねー!いや本当、悪いけど大東京でやってるそこいらのバンドとかはもうどーでもいいね。

特にパレンは大きくメンバーチェンジがあって、それでもめげずにいい音楽目指して何年も変わらず頑張ってて、ほんとお前等に出来るもんならやってみんけんって言いたいね。(お前等ってのは特定の人を指すものではありません)

気取ってつまらんマイワールド形成した挙げ句メジャーだのメディアだの、しまいにはスタイルとか歌詞の意味とか説明し始める人達よ、才能無いから音楽辞めて下さい。

音楽が好きなもの同士、言葉とか必要ないよね。無駄口叩くヒマあったら練習しなさい。

そんで打ち上げではこれまた盟友ロマンズのvo/gコハシとミゾオチのbaエボとエアドラムとかはっぴいえんどとかやって大騒ぎした後場所を変えてテキーラでエボを撃沈せしめ、オクトパスピチの仇を撃つ。いたるやら山口やら倒したくらいで勝った気になんなっちゅうねん。

でも帰りはタクシーのおいちゃんを説得して運賃を大幅に値切った後ちゃんと家まで送り届けるといった大人な面も見せつけておいてめでたく打ち止め。ミゾオチ、頑張れ!期待してるわよ。

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