「新日本」(10日、横浜文化体育館)
G1クライマックスBブロックで、ミスターIWGP・永田裕志(42)とノアの潮崎豪(28)の注目の初シングルは、永田が岩石落とし固めで快勝。2勝1敗の勝ち越しで、後半戦へとターンした。
03年9月12日、GHCヘビー級選手権試合で戦った小橋建太譲りのチョップやラリアートに悩まされたが、ゴーフラッシャーを着地すると右ハイ、バックドロップをズバリ。ラリアートをビッグブーツでカウンターし、延髄斬りからフィニッシュへつないだ。
G1前のラーメン特訓の成果を生かし、潮崎を“しおラーメン”に料理した永田は「こういう選手と戦うと、腰の強いラーメンが作れそう。オレはしょうゆラーメンが好きで“しょっぱい”のはダメなんだけど」と、ミスタージョークも交えて会心の笑み。
「彼とは何回もやりたい。1回こうやってたたき込んでやってもまだ足りない。まだ満足できない。それくらい小橋さんにはコテンパンにやられたんで。小橋さんに返すのはたぶん無理なので、潮崎選手に」と、潮崎にとっては迷惑極まりない意欲も見せていた。
(2010年8月12日)