【ハリソン(米ニュージャージー州)藤原清美】ブラジル代表は10日、当地で南アW杯後初の国際親善試合となる米国戦を行い、2−0で新体制初白星を収めた。18歳の新鋭FWネイマールが代表デビュー戦ゴールとなる先制点を決め、FWパトが追加点を挙げた。
4年後のブラジルW杯に向け、国民の期待を担う新星がいきなり結果を残した。前半28分、左からのクロスをヘッドで突き刺したネイマールは地面に両ヒザをつき、両手を天にかざして喜んだ。開始直後こそ米国に攻め込まれたものの、その後は終始ペースをつかんだブラジル。得意のパスワークを駆使して先制すると、さらに前半終了間際には短い縦パスからパトが抜け出し、2点目を奪った。
「ヘッドは得意ではないのに、こんな大事な試合で成功するなんて。緊張する初戦が終わったので、これからは良くなる一方だと信じている」と話したネイマール。初陣を勝利で飾ったメネゼス新監督は「初戦から所属クラブでのプレーと同じように個性を出してくれた」と快勝劇を演じた選手たちをたたえた。
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