松谷関、若力堂が野球賭博関与 警察の捜査過程で浮上

 日本相撲協会の特別調査委員会は12日、松ケ根部屋の十両松谷関(26)=本名松谷裕也、福岡県出身=と三段目力士の若力堂(23)=本名浜田聖也、愛知県出身=が野球賭博に関与していたことが新たに判明したと発表した。

 2人は特別調査委が実施した実態調査で賭博関与を上申していなかったが、一連の警察の捜査過程で名前が浮上した。長尾敏成弁護士によると、2人は2008年3〜7月に同じく野球賭博に関与した阿武松部屋の古市から誘われて行った。同弁護士は「ともに仲間内の賭け事と考え、暴力団につながるとの認識はなかった」と説明した。今後2人への処分を検討する。

(2010年8月13日)

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