2月にユニセフ通販を思い立ちました。

 

 

 

 

 

『誰か』の為に出来るなら

 

 

 

 

春遠からぬ(と思いたい)寒風が身に染みる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

 

日々の忙しさに追われるうちにサークル活動を凍結しておりました『月の子金糸雀』ですが、

ありがたいことに今日までに何人かの方から励ましのお言葉と、通販希望のお声を頂戴しておりました。

 

 

と、いうことで

 

 

期間限定(2/4〜2/13)で通販再開をいたします。

オフラインを常設させるだけの集中力が一条にない為(ヘタレめ・・・)、短期集中型を取らさせていただきます。

 

 

在庫具合(というより一条の管理能力)によっては継続も検討します。

 

 

 

また、日常で色々と考える事がありましたので、

今回の売上は全てユニセフ基金にお預けする事にしました。

(理由については下方に記載。興味のない人はスルーしてください)

 

 

 

通販可能な本は全てコピー本になります。(ミニ本多し)

 

 

読後に「値段とつりあわない!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

募金した『おまけ』としてなら許せるかと(― ―;)

 

 

 

募金表明に至るまでの経過

(メッセージは下にあります)

 

 

 

 

何故売上を募金しようかと突飛な事を思い立ったのかと言いますと、2/3の一条の怠惰な生活が決断スイッチでした。

・・・・のですが、書いてみたら異常な長さになったので割愛します(−−;)

 

(間)割愛しました。

 

それでもこの長さか・・・。

 

 

 

 元々、ユニセフなどの団体・・・・と言うよりは国際問題に興味があり、そちら方面で尽力する道を考えた事があったのですが専門分野を絞り込めなかった事と諸々の流れに流されて現在は全く考えてもいなかった職種についています。

 

 今の仕事に就いて、今月でちょうど一年。

思えば色々とありました。(−v−;)ええ、色々と・・・。

 

 

最近かつて描いた未来図を思い出すことが多くなり、それと同時に日常に埋もれていた焦燥感が再び姿を見せるようになって来たのです。

 

私がこの世に生まれてきた『意味』と『理由』はどうもこの方面にある様なのですが、きっかけとなったのは思い出す限り1番古いCM。

一条と同世代の方ならば、憶えておいでの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

 

 

やせ細ったアフリカの子供の映像と『世界には5歳の誕生日を迎えられない子供がいる』というナレーション。(ユニセフのCMだったのかなぁ?)

 

 

 視聴当事は幼稚園児ぐらいであったと思うのですが、その言葉の意味を小学中学年辺りまで単なる経済的な貧しさを表現しているのだと誤認していました。

 

 それが『5歳まで生きられない』という事だと気づいた時の激しい衝撃は子供心に大きな影響を与え、一条を時事問題や歴史への路に導きました。

 これがよく『おかしい』と言われる一条の趣味の前兆だったような気がします。(遠い目)

 

 

 このCMの衝撃が余りに大きかった為なのか、その後、歴史の薫陶を受けた一条の知識欲の網にかかるのは第三世界の諸問題から民族紛争、宗教対立が複雑化した問題ばかりでした。

 この世界に何故飢えがあり、汚職があり、戦争があるのかが不思議で堪らず、理由を求めて調べるうちにガンガン深みに嵌っていくという循環経路を彷徨いました。

 

 当然、本の情報の中に解答などあるはずもなく、ニュースで勃発した事件のみが流れるのを苦々しく思うしかありません。

 

 

 一条が生まれ育った環境に餓死と言うものはなく、地雷も枯葉剤もなく、汚染された水もなく、ミサイルが飛んでくる心配無しに、屋根の下で衣服に包まれ食べるに困らない生活の中で育つ事が出来ました。

 

 

 日本では食べるものがなくて死ぬ人は稀で、時には大量の野菜や肉や魚が山の様に投棄される事さえあります。

 歩いていて地雷に足を吹き飛ばされる事はなく、ある日誘拐されて人を殺す為の訓練を強要される事もなく、親に売られる事も性病に身体を蝕まれる事もなく、残飯を漁る事も路上で寝る事もない。

 

 

 日本ではニュースの映像を見る事は出来ても、『現実』を理解する事はできません。

 恵まれた者、持っている側には持たざる者の事は想像するしか出来ないのです。

 

 

 ですが一度外国に出たならば、日本がいかに恵まれ、いかに守られ、いかに無知で無防備であるかをまざまざと突きつけられます。

 タイへ旅行に行ったとき、欧米人や豊かなアジア人の観光客に支えられる経済を見ました。小奇麗な姿の外国人がガイドブックを片手に颯爽と歩く路の端っこで、砂塵にまみれ物乞いをする細った母子の現地人を見ました。

 生まれつきなのか後天性なのか、不自然に曲がって固まった足、もしくは手首の先がない腕を見せて施しを求める老人を見ました。

 

 

 けれどその時に思ったのは、今彼らにその時の食事を与えたところで何も変わらないのだと言う思いでした。

 その日一日は空腹を凌げたとしても、物乞いは私が見ただけではないのですから、私個人が1対1の援助をした所で何も事態は改善しない。彼らは翌日もよく翌日も同情心から財布を取り出す外国人を待ち続けるのでしょう。

 

 その国で一生を過ごす現地人よりも、一時のバケーションを楽しむ外国人の方が遥かに良い暮らしをして、消費シェアを握っていると言う皮肉。

 旅行の約一週間、夜になると昼間の事を回想しながら延々と思考に捕らわれた事を覚えています。(変な奴;) 

 

 帰国後、政治マフィアと呼ばれる政治家が裏社会と繋がりを持って政治腐敗を招き、自国の経済発展を妨げている事を知りました。

 

 

 

 東南アジアでは聞いていた以上に貧富の差が凄まじく、物乞いをする人がいれば、門から玄関まで来るまで10分という富豪がいます。

 マレーシアとシンガポールはあれだけの国土の差、地理の近さがあるにも拘らず、経済力のバランスは片方に傾いたままで、シンガポールに出稼ぎにいくマレーシア人の数は上昇の一途で治安悪化を引き起こしています。

 災害が起きたとしても経済力がない為に国連や外国の援助に縋るしかなく、時に常任理事国のいずれかと外交上の対立があれば拒否権を出されて苦しめられることがこの半世紀の間で何度繰り返されたことでしょう。

 

 

 

 ・・・・あれ、なんか脱線した(・・;)

 

 

 また日本にはないスラム街も大抵の国には存在します。

 超大国と自他共に認め平等の国を謳うアメリカですら、パークアべニューの様なセレブの居住区とイーストハーレムを同じNY市内に持ち、イギリスにもフランスにもロシアにも貧富の差は絶望的なもの。

 

 

 この21世紀に『奴隷』が存在する事をご存知でしょうか?

 生まれた時から先祖の借金を返し続ける人生を決められた『債務奴隷』がいます。

 

 経済成長の著しいインドには未だに仏陀誕生より前からあるカースト制度が現存している事をご存知でしょうか?

 それこそ生まれた血筋で人生の全てが決定するのです。

 

 インドの一般家庭で『ダウリー(持参金) 殺人』がなくならない事をご存知でしょうか?

 花婿側が要求したダウリーを花嫁の実家が支払えない場合にダウリー殺人は起き、女性の地位が低くい為に殺人も単なる事故として片付けられがちです。

 世界屈指の経済発展をしていると言われている国が、です。

 

 イスラム圏の国で慣習となっている親が娘を殺す『名誉の殺人』をご存知でしょうか?。

 未婚の男女が接するのを好ましくないと言う風潮に女性蔑視の慣習が加わった結果で、未婚の女性は男性と視線を合わせただけで、家長である父や兄弟達が家と家族の名誉の為に殺されるのです。時に母親が加担する事も珍しくはありません。

 しかし殺人者である家族達は逆に名誉を雪いだと周囲の賞賛を受けます。

 街中でたまたま男性と目があってしまっただけ、またその光景をたまたま知人に見られてしまった事で家族の耳に入り、実の父親に棍棒で殴り殺された少女がいます。

 結婚前に恋人との間に子供ができてしまい、それが家族に発覚して頭から灯油をかけられて焼き殺された女性がいます。

 

 

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・あらら?また脱線した(・x・;)

 

 

とまあ、世界に問題は山積しているので国連で取り上げられる議題はそれらの1%の解決も成し遂げてはいません。

いずれの議題もまず提案そのものが握り潰されることが多いからです。いずれも拒否権を持つ常任理事国や、自国の利益第一の国々がお互いに足を引っ張り合うためです。

 

 

日本の議案審議もドンガメの如き遅さですが、国連もお役所仕事なのと運営資金を大国に依存しているので強い権限を持てないまま。

 

 

 

 

 

 ・・・あああ、脱線しないようにしないと(TT)

 

 

 

 

 

 

 何故ユニセフを募金先に選んだのかと言うと(超強引な展開)、ユニセフが子供支援に力を注いでいるから、です。

 

 一条は未婚で勿論子供もいませんが、前世で子供を生んだ事でもあるのか(←年の離れた弟がいる所為だ;)子供に対する思い入れが強いのです。

 

 

 世界を支える次の世代は今の子供達ですから、子供の頃に教育を与え心を育てるのは勿論のこと、まずは命をこの世に留めさせることが最優先です。

 

 

 先日、日本で戸籍登録をしなかったために学校に通うことなく成人したアホタレが、幼児に対する猥褻行為で逮捕される事件がありましたが、彼は簡単なひらがなを書くのが精一杯だった様です。

 日本では義務教育が徹底されているので読み書きが出来ないと言う人はかなり高齢な方を除けば皆無のはずです。

 

 

 

 けれど他の国ではそれが当たり前の事ではないのです。

 

 親が読み書きできなければ、当然子供に教えるなどと言う芸当は出来ず、その子供が大人になっても延々とそのサイクルは変わりません。

 また読み書きが出来ない、計算が出来ないということは生活向上の機会など望む事は出来ません。

 

例えば「これから一生、○○会社で無償で働きます。病気になっても事故にあっても会社が面倒を見る必要はありません」という契約書があったとして、読めないものは分かるわけもなく「一月に20万の給料で、病気ケガの治療も大丈夫だと書いてある」と嘘を言われても気づく事はありません。

言われる通り、見せられたとおり「自分の名前」をサインします。

 気づいた時は全てが遅く、知識がなければ訴えると言う考えさえ浮かびません。

 

 

 

 ↑これは単なる例ですが、植民地支配の時から半世紀ほど前までこの手段は当たり前の用に使われ、仮に訴えがあったとしても法律的に不備がなければ却下されますし、何より裁決を下すのは騙した側の国でした。

 

 

 私の母は一昨年からカンボジアの子供の里親となり、学校に通うための援助をするプログラムに参加しました。3〜6ヶ月毎に里子の写真と手紙、機関紙が送られてきています。

 

 募金に辺り、私もその里親制度に参加しようかとも考えたのですが、まずは命を広く救う事が先決だと思いユニセフにしました。

 どうしても他人事なので、同じ1億であっても臓器移植などの少人数に集中するよりも一度に大人数を救う予防接種の方に使いたいと言う考えになります。

 

 

 

 

 ユニセフのHPより援助内容を抜粋して見ました。

 

ユニセフの『子ども広場』 は子供向けですが十分勉強させていただきました。

 

 

 

 

 

3,000円の支援で688人の子供の口に1年分のビタミンA入れる事が出来る。 

(ビタミンAは免疫力をつける為に必要な栄養素です)

 

5,000円の支援で沢山の乳幼児を殺虫処理をした蚊帳を8張りで守ることが出来る。

 アフリカでは30秒に1人ずつマラリアが原因で子供が死んでいます。

 この蚊帳は日本の最先端の殺虫処理を施されている為、効果は他の倍で4,5年はもつそうです。

 

10,000円の支援で診療や運搬を助ける自転車2台

本当に緊急の支援が必要なところは車が通れない場合が多いです。時に患者を近くの診療所に連れて行く事もありますし、何より、平均温度が高い国では熱に弱いワクチンの運送には何よりも早さが求められます。ワクチンを守るケースはたった763円です。

 

 

 たった13円一回分のワクチンが買えます。

 

 使い捨ての注射器50本500円もしません。

ワンコインで50人の子供が清潔で安全な予防接種を受けられます。

 

 たった65円4〜5リットルの水を浄化する浄化剤が50錠買えます。

65円200〜250リットルの水を安心して飲めるようになります。

 

 

 

最後にご挨拶

 

 

 

 ここまで長々と読んでいただき(すっ飛ばされた方の方が多いかとは存じますが・笑)ありがとうございました。

 

 とまあ、長ったらしく書きましたが要は思いつきで募金を思い立っただけです。(身も蓋もない;)

 

 幸い、一条の一人暮らし生活は取り立てて貧窮しておらず、実家に援助する必要も無いので頂いたお給料の中から幾らかをユニセフのマンスリープランにお預けするつもりです。

 まあ大した額ではありませんが(^^;)毎月増えていく同人誌の代金を考えれば可能です。本の増加スピードも抑えられるでしょうし、それで『誰か』が助かるのなら一石数鳥かと考えてます。

 

 

 

 

 おおっと、最後の脱線をしてしまった。

 

 

 

 今回は売上の全てをサイトにて公開の上、ユニセフにお預けします。

 HNはサイトでの証明の為にお伺いしています。ない方はイニシャルでの表記を予定しております。

 

 どうやら領収書が送られてくるようなので届いた時には、再度サイトにてご報告したいと思います。

 

 

 また、拙作にはおまけなるものへの『鍵』が隠されておりまして、特別URLなどのヒントが作中にあります。

 それらへのご案内なども近々サイトにて告知したいと思っておりますので、お待ち頂けましたら幸いです。

 

 

 

 それではここまでお付き合いいただきましてありがとうございました。

 一人でも多くの方にご賛同頂けますことを祈りつつ、筆(?)を置かせていただきます。

 

 

一条 理央 拝   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通販作業終了後、ユニセフにお預けしました。

(募金結果です)

 

 

 

 

 

まずは言わせてください(^^)

『ご協力ありがとうございました!』

 

 

おかげさまで拙宅の本棚に放置プレイ(酷;)されていたコピ本達の殆どがお嫁に行きました。

ご協力くださいました皆様、本当にありがとうございました。

 

 

 

本当に単なる思いつきで始まった今回の通販でしたが沢山の方にご賛同頂き、ありがたい限りでございます。

また多くの方から心温まる御声を頂戴致しました。ありがたやーありがたやー。

 

一条個人のできる事など大河の一滴の雫ほどにもなりませんが、今回の企画を通して改めて考えて下さった方がいらっしゃると言う事は一条にとって何よりの豊穣です。

一滴の雫になる水素原子位にはなるかなーと。(^^)

 

 

加えまして、秋奈様とヤヨネコ様からは募金参加をして頂き、思わずPCの前で手を合わせました。

一条が嘘つきだったら詐欺罪になる所ですね(笑)

 

 

↓の表は売上申告の証明(と言う名の行数稼ぎ)です。

五十音順で敬称省略、HNのない方はイニシャルにて表記させて頂いております。

 

 

 

 

鳥籠姫

光あふれる

アズパパ

ある日の

にゃん1

にゃん2

協力者様

 

 

 

 

H・H

 

 

 

 

H・S

 

 

 

I・H

 

 

 

K・S

 

 

 

 

K・S

M・B

 

 

 

M・S

 

 

 

秋奈祥

 

 

 

 

 

海斗

 

キキ

如月瑪瑙

 

 

 

 

 

 

 

さやか

 

 

 

 

高月 碧

 

 

 

 

 

tarokaja

 

 

 

 

 

Toshi

 

 

tukisae

はなこ

hiyo

ポロ

 

 

 

睦月

 

ヤヨネコ

 

 

 

連理

 

 

 

 

 

 

売上19,800円  寄付10,120円  合計29,920円

 

 

 

 

3月4日午後にユニセフHPよりカード振込を致しました。

ユニセフとJCBの義務手続きの関係上、4月の入金扱いになるらしく、6月に領収書が郵送されるそうです。(遅いなー)

せっかくなので、どんな物なのか領収書も届いたら画像アップしようかなと(←不用品でも捨てられないタイプ)。

 

 

 

 

 

 

 

 

↓ちなみに、こんな感じのシンプルな申込画面でした。

もっと絵とか写真が入るのかと思いきや、ちょっと意外。(・x・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月にユニセフから領収書が届きました。

(ブログより抜粋してきました)

 

 

 

 




uni.JPG



 申込画面と違って封書に子供の写真があります。
 うんうん、ユニセフっぽい(ユニセフだもん;)


 どんなのが入っているのかなと、ちょっとドキドキしながらハサミでジョリジョリ・・・。




uni2.JPG


 ユニセフ親善大使としてメディアで協力を呼びかけたオードリー=ヘップバーン。
 オードリーと聞くと永遠の妖精と呼ばれた銀幕の少女よりも、一条はこのユニセフ活動をしている姿の方を思い浮かべます。
 高校時代の公民の図説に載っていた写真が原因かと思われます。
 
 十代の時に起きた世界大戦時にはレジスタンスとして活動し、チューリップの球根を齧るほどの辛酸を舐めたという彼女は、同世代の俳優達の中では群を抜いて生きる事の大切さを知っていたのでしょう。 
 遺族の説得にも応じなかったアンネ=フランク役の辞退からも戦争が彼女に与えた惨い影響が垣間見えるようです。

 妖精と謳われた彼女が、しわくちゃの老婆の顔をカメラの前に出したとき、ファンの間からは「夢が破られた」という落胆の声が数多くあがりましたが、それに対して返した「私はどの顔より今の顔が誇らしい」という返事に彼女の魂の輝きが見えるようでした。(台詞の記憶に多少違いはあるかもしれませんが^^;


 死んで天国に持って帰れるのは魂と心だけ。
 マザー=テレサと同じように、彼女も母性溢れるキリスト教的な『与え尽くす愛』を実践した方でした。
 
 マザー=テレサの(どこでの講演だったか思い出せないのですが)スピーチの中で「(愛を)与えてください、貴方の心が痛むほど」という一部分がとても深い言葉として記憶に残っています。
 『知ってるつもり』で見たVTRだったのですが、とても分かりやすい単語でゆっくりと語りかけられるので、彼女の心までがダイレクトに流れ込んでくる様な心地であった事が思い出されます。


 ちょっとネットで検索をかけてみたら次の様なスピーチ内容だったようです。


「パンの飢えがあるように、豊かな国にも思いやりや愛情を求める激しい飢えがあります。
 誰からも愛されず必要とされない心の痛みです。
 与えてください。あなたの心が痛むほどに


 今日、これが来日の際のメッセージだと知りました。
 当時の日本は高度経済成長期だった様ですが、彼女にはその先にある現在の日本の姿が神の力の片鱗で見えていたのではないかと思わずにはいられません。



 原爆の地が見たいと長崎を訪れた彼女の言葉を核保有国の全ての人間に知ってもらいたいものです。
 
 爆心地を指す『グラウンド・ゼロ』を、アメリカ人は同時多発テロが起きたワールド・トレード・センターにも使います。
 私はこれが赦せないのです。

 終戦に向け、首脳レベルで話し合いがなされている最中に落とされた二つの核。

 原爆が広島に落とされたのは8月6日、長崎に落とされたのは9日。

 終戦は8月15日(昭和天皇の『たえ難きをたえ』という放送が流れた日で、正確な終戦ではないのですが)と、原爆投下から1〜2週間後です。


 わずか1週間で『終戦にしよう!』などとなるわけもなく、アメリカが主張し、日本人の多くが誤解している「核の投下によって戦争が終わった」という認識が覆されます。

 
 あれは、アジア人に対する国規模での実験であったのだと思っています。

 その巨大な人体実験の現場となったグラウンド・ゼロを、自国の傲慢さと怠惰が招いたテロによって自らが被害者となった時に使う事が、どうしても受け入れられないのです。
 アメリカがイスラエルの肩を持ち、ユダヤ票の為に、パレスチナ問題に代表されるような、アラブ諸国にしてきた外交的な仕打ちと、自国内でのイスラム系の下級社会への対応が招いた
事を同列視する事が赦せないのです。



 今から僅か60年ほど前、アジアの多くはアメリカやイギリスを始めとするヨーロッパ諸国の植民地でした。


 戦争が終わり、アジア諸国が独立していく中で支配していた側は都合よく忘れたとしても、彼らの祖先が残した非人道的な行いは現在の東南アジアの混沌を結果として今尚残っています。


 頑なに自分達をヒーローだと思い込む自愛精神の構造が理解できません。ディズニーの歯が「キラーン」と輝くヒーローがイメージとして浮かびます。

 さしずめアメリカは『美女と野獣』のガストンか。
 仲間内ではカッコいい二枚目の英雄、物語の役どころでは見栄っ張りでうぬぼれ強い脳みそ筋肉の伊達男。
 世界の保安官を名乗る前に自分の姿を省みることができなければ、これからもテロはなくならないでしょう。

 

 

 


 ・・・・・・・・・・ん、また長くなった。

 というか語りだすと長くなる癖、なんとかなんないかな・・・・。
 
 なんで原爆とか話が変わってきちゃったんだろう。


 


 今更どうでもいいでしょうが、領収書の画像です

 

uni3.JPG



 ご協力くださった皆様、ユニセフに変わって(誰だよ、自分;)改めて御礼を申し上げます。

 m(vv)m


 皆様に未来に光あれv