中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 格闘技 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【格闘技】

花形 判定負け 連勝「5」でストップ

2010年8月12日 紙面から

 WBC女子世界アトム級15位の花形冴美(本名・田中冴美、25)=花形=が11日、東京・後楽園ホールでジュジース・ナガワ(22)=フィリピン=と46・5キロ契約6回戦を行い、0−3で判定負けした。元WBA世界フライ級王者で花形ジム会長の花形進氏のリングネームを継承する「2代目花形」の連勝は「5」でストップし、デビュー戦以来の黒星を喫した。

 明らかに不自然なロングの茶髪で入場した。さあ、リング上で戦いが始まる−。緊張が高まった時に、花形会長は冴美のカツラをスッポリ外した。カツラの下は金色に黒のメッシュが入った短髪。気合の入った髪形に会場はどよめいた。

 ボクシングに恋している。有名医科大を中退し、08年7月、プロデビュー。今年1月には、ジムに隣接する女子禁制の合宿所に無理やり引っ越してきた。会長も認めるジム一番の練習の虫だ。

 7戦目にして、海外の選手と初対決。初回に右クロスを放ち、拳を骨折。その後手数が出ず、後退する場面が目立つ完敗だった。「情けないです。もう一度出直します」。悔しさをかみ殺し、そう言葉を絞り出した。

 (森合正範)

 

この記事を印刷する

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ