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【大相撲】文科省 協会にあきれ顔 「いろんなことが起き得る法人」2010年8月12日 紙面から 望月浩一郎弁護士の解任騒動に対し、文部科学省は11日、日本相撲協会の出羽海事業部長(元関脇鷲羽山)、陸奥理事(元大関霧島)から事情聴取を行った。芦立訓競技スポーツ課長は「改革のエンジンになるメンバー変更や職務を変える場合はわれわれにお話をしていただきたい」と異例の要望を出した。 メールで解任通告したことを「手違いだったという説明だった」と話した芦立課長。特別調査委と独立委の両座長から反対意見が表明されなかったため、了解されたとして解任通告を送ったとする説明には「相当納得できない部分があった」としたが、「いろんなことが起き得る法人だと思っている」とあきれ顔で話した。その上で「せっかく力士が努力している中で執行部がぶち壊すことをしたら元も子もない」「なんで理事会の前日、前々日にこういう問題が起きるのか」「何ひとつ改革が決まってないのに、こういうトラブルを起こすのは非常に残念」とも。 望月弁護士も、自分が当事者でないときに同じような事態が起こった場合と仮定した上で、「しかるべきポジションの方がすぐに出向き、経過をよく説明し、おわびして今後のことを頼むようにとアドバイスする」とコメントし、自分に対する謝罪を要求した。 相撲協会は望月弁護士の業務続行を明らかにしたが、同弁護士は12日の特別調査委に出席し、協会執行部からの説明を受けた上で最終的な判断をする。
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