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【大リーグ】

松井 笑顔なき2試合連続打点 失投を中犠飛 3打数無安打

2010年8月12日 紙面から

ロイヤルズ戦の1回、先制の犠打を放つエンゼルスの松井秀=エンゼルスタジアムで(社英夫撮影)

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 【アナハイム阿部太郎】2試合連続打点にも笑顔がない。エンゼルス・松井秀喜外野手(36)は10日(日本時間11日)、ロイヤルズ戦で2試合連続4番指名打者で先発して、1回の第1打席に中犠飛。チームは3−1で快勝し2連勝を飾ったが3打数無安打の松井が相好を崩すことはなかった。

 称賛されてもいい最低限の4番の仕事にも到底満足はできない。初回。1死二、三塁から中犠飛を放った。「若干詰まった。甘いボール。犠牲フライにはなったんでよかったですけど…」。2試合連続先制の打点にも歯切れは悪い。好調ならフェンスを越えてもおかしくない絶好球だったからだ。

 2打席以降もヒットは生まれない。二ゴロ、中飛、一ゴロ。「打たされている感じ。自分のスイングでとらえられれば、結果ももう少し変わってくると思う」。松井はそう苦虫をかみつぶした。ソーシア監督は判で押したように「スイングスピードはいい」と擁護。それでも、現状のもどかしさは誰より松井自身が把握しているはずだ。8月の打率は1割。低空飛行が続いている。

 きょう11日からは出場停止明けのハンターが復帰し、今後出番が減ることは必至。松井が自らの野球人生で例のない窮地に立たされている。

 

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