中村義洋 | |
錦戸亮、ともさかりえ、今野浩喜、佐藤仁美、鈴木福、怱那汐里、堀部圭亮、中村有志、井上順 |
ある日、仕事と家事に追われ忙しい毎日を送る、シングルマザーのひろ子(ともさかりえ)とその息子・友也(鈴木福)の前に、ちょんまげ姿の男が現れた。聞くと名前は、木島安兵衛(錦戸亮)、180年前の江戸から来た侍だという。行くあてもなく、親子の家に転がりこんだ安兵衛は、居候のお礼にと、働くひろ子のため家事を手伝う。友也のために作ったプリンをきっかけに、みるみるお菓子作りの手腕を発揮した安兵衛はあっと言う間に超人気パティシエになってしまう。そして、一緒に暮らすうちに互いにかけがえのない存在になる3人だったが、やがて甘く切ない別れが訪れる…。
2010年7月31日より恵比寿ガーデンシネマほか全国にて公開
2010,日本,ジェイ・ストーム
© 2010 J Storm Inc.
元々、作家-伊坂幸太郎先生の小説が大好きで「アヒルと鴨のコインロッカー」が映画化されたときに初めて中村監督の存在を知りました。
「アヒルと鴨のコインロッカー」は皆さんご承知のとおり評判は良く、私も当然はまって、それから中村先生の作品は全て見ていますし、運よく「フィッシュストーリー」では監督が参加されたティーチイン試写会で直接お話を聞く機会に恵まれていました。
ですので、今回の「ちょんまげぷりん」の監督をされると知ったときはすごく楽しみにしていました。
けど・・・・、最近の監督の作品は日程的に厳しいようですが、潤沢な制作費があったときいているので、それに比べて今回は・・・。
まして、主演の錦戸亮くんは映画初出演=初主演とする話題作りのためにジャニーズの匂いが・・・。
不安を感じながら、試写会に参加させていただきましたが、それは全くの杞憂であり、錦戸くんは堂々としたアイドルとは思えない演技で侍を演じてくれています。
ともさかりえさんもかわいく、最後の最後まで観客を飽きさせません。
今どきの男性が無くしてしまっている「男」を感じさせてくれている作品であり、とてもすっきりさせてくれる作品です。
制作費はお世辞にもいっぱい掛けているとは思えませんが、お金とは関係なしに面白い映画は作り手の工夫・気持ち次第で作れることを教えてくれた作品です。
是非、まだ見ていない方は映画館に足を運ばれては如何かと思います。
ちなみに、私は試写で気に入ったのですぐ前売りを買って公開初日にもう一度見に行きました。
ですので、私のかばんにはぷりんのマスコット(前売り特典)がかわいくついています。
今後この作品に関連するニュースがシネマカフェに掲載されたとき、メールでお知らせをお送りします。