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【大相撲】武蔵川相撲協会理事長が辞任 後任に放駒巡業部長2010年8月13日 01時19分
日本相撲協会は12日夜の臨時理事会で、武蔵川理事長(62)=本名石山五郎、元横綱三重ノ海、三重県出身=の辞任を承認し、第11代となる後任に巡業部長を務める放駒理事(62)=本名西森輝門、元大関魁傑、山口県出身=を選んだ。武蔵川理事長は胃がんの手術を受けた健康面の不安と賭博問題などの不祥事の引責で、午前の臨時理事会で辞意を表明した。 外部からの起用を求める声もあったが、力士出身で決着した。理事長は第9代の北の湖親方(元横綱)に続き、2代続けて不祥事絡みで任期途中の辞任となった。 臨時理事会は暴力団排除対策の原案を大筋で了承した。次回の理事会で最終決定する。 理事長への就任に際し、放駒新理事長は「大変な時期に拝命し、大変戸惑っている。しっかり相撲協会の道筋を付けていきたい。たくさんの問題を抱えているが、一つ一つ解決していきたい」と抱負を語った。 武蔵川理事長は手術の影響で体調が思わしくないこともあり、8月中に辞任するとみられていた。関係者によると、後任を選ぶ理事の互選で放駒理事に8票、北の湖理事に4票が入った。 協会の全般的な改革を目指す第三者機関「ガバナンス(統治)の整備に関する独立委員会」の第4回会議は夜の臨時理事会前に開かれ、暴力団排除対策の原案を決めた。 (共同)
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