８日ぶり首位奪回！６回に３者連続弾…阪神

６回無死一、二塁、城島がこの試合２本目の２１号逆転３ラン

　◆広島６―１０阪神（１２日・マツダスタジアム）　阪神が連敗を５で止め、８月４日以来の首位に立った。２点を追う６回、城島の３ランから３者連続本塁打。さらに新井の２点適時打で一挙７点を挙げ逆転した。５回３失点の久保が１０勝目。

　広島はスタルツが６回に突如崩れた。

　１―３の６回無死一、二塁から３者連続で左翼席へアーチをたたき込んだ。３連発の口火を切ったのは城島だ。２回に２０号ソロを放った勢いそのままに逆転３ランを放った。阪神の捕手の２０本塁打以上は１９７８年の田淵幸一以来。打線を引っ張った大黒柱は「（３連発の）１発目が一番楽だよ」謙遜気味に話した。

　続く桜井、狩野も一発を放ち３者連続本塁打はリーグ優勝した２００３年５月９日の浜中、片岡、アリアス以来。桜井が「ジョーさんの余韻で打てた」と振り返れば、狩野も「前の２人が打っていて雰囲気が“イケイケ”だった」と興奮気味。

　日本一になった８５年の“バックスクリーン３連発”と比べて真弓監督は「あのときは２１年間（リーグ）優勝してなかった。今は当然優勝争いするチームなんだから」と誇らしげ。今季最多の１９安打に「これで吹っ切れたんじゃないか。あしたから楽しみ」と指揮官は連勝を期待していた。