先日の障がい者版就活ノートの講演会のとき、私が相手の話を聞かずに何かを喋ろうとしたら、当事者仲間のKさん、Nさんにシッーと注意された。
二人ともマナーをわきまえている大人なので従わざる終えない。それなりの見識と行動、仕事をしている。(Kさんは春に某物流会社を解雇された)それだけに説得力がある。
二人は人生を誠実に生きている。そう思った。
それだけの事を言う人たちに囲まれて私は幸せだと思った。
当事者だからそう思うのか・・・・これが支援者だと説教としてしか響かない。う~~ん上から目線の問いなんだよね。
このブログには支援者もいるのは承知している。ある支援者は社会参加を決断したとき、自分の言い分をワーワー言う。内容は障がい者に理解がないとか言う。丁寧になぜ??どうして???どういう意味??効果はそこまで言わない。筆者の母親や姉もその手の言動をされる。挨拶はこんにちは、こんばんは、おはようと母に言われた。意味は教えてくれないから、する気持ちがわかない。
その意味は障がい者のための就活ノートでアスペルガー当事者で言語聴覚士の秋桜さんがコラムで挨拶とは相手の存在を認める為に必要。
私は挨拶にはそんな効用があるのか。親も姉も、支援者も挨拶は大事。その意味は言わないだけに当事者の秋桜さんの言う挨拶の目的、相手の受け止め方は新鮮に受け止めた。
挨拶にそういう効果があるなら、どんどんするべきだろう。一言加える。二言加える。三言加えるべきだろう。
秋桜さんのように挨拶の効用を説く人はいい人だ。その人のいう事に長井秀和ではないが間違いない。真実だ。確信している。
会場の某IT企業の特例子会社も挨拶・掃除と明記しているが、挨拶の効果、掃除の効果は説かない。企業から、支援者、保護者、兄弟姉妹まで挨拶の効用・効果は説かない体質は日本社会に根深いのに皆馬鹿の一つ覚えのように挨拶を説く。挨拶教という宗教が日本にはあるのだろう。
秋桜さんのようにきちんと挨拶の本質を言う当事者は私を含めた当事者の気持ちがわかる。
皆に挨拶と、効用・効果・本質を学んで欲しい秋桜さんのメッセージを読者は受け止めてマスターすべきである。
秋桜さんのようないい人と、同時代を生きて私は幸せである。
当事者は人生を誠実に生きている人が多い。だからメッセージは奥深くその人の生きた人生を伝える。私はそう思う。
大脇さんって誰??と言う人もいるだろう。
大脇さんは福岡の福祉作業所の所長でいまどき珍しい福祉に熱い思いのある人。
支援と仕事、政治が踏みつけにする弱者への痛み、強者への熱い怒りがある人。
当然、自立支援法で苦しむ人への共感、怒りのある人。だから自立支援法に対して怒りのある私は良くぞ!!言ってくれたと思いの丈を書く。
こういう人が私を支えて応援してくれるからブログにも熱い思いを書ける。
ここだけの話、支援者は自立支援法で当事者に負担を強いる痛みに鈍感。仕事としてこなすので、当事者の痛みを想像出来ない。感覚的に理解できない。自立支援法って暗黙の信頼関係にある支援者と、当事者に対してお金を請求する事を通して、ぶち壊す。言葉は悪いが社会福祉法人は自立阻害法導入後、サラ金取立てと化した。
所詮マジョリティ多数派の支援者に当事者の苦しみなんて想像出来ない。
大脇さんのように当事者の痛みに共感できる支援者は稀である。
そういう人が私を支える。一つの溜めになっているのかもしれない。
ただ大脇さんは共産党支持、私は無党派、政治には温度差あるかも・・・・・・
知り合いの読者の反応はあるようだ。S希チャン、S代チャンもブログ見てますと言う反応はあった。
二人とも見ているなら、文章1行でもいいからコメントくださいというのはブログ管理人の欲張りな思い???
この自助グループの会合でFさんのことを取り上げたら、Fさんコメントくれた。この場で催促をすればコメントをS希チャン、S代ちゃん書いてくれるなんてひそかな願望だったりして・・・・
特にS希チャン、twitterで研究会の実況する暇があるなら、私のブログのコメントも2行ぐらい感想書けるはず???
S代チャン、内容はと私が訪ねるといろいろ書いてると言う。ぶじこれきにんさんは色々書いているのがブログを読んでわかっただけでもいいか・・・・・・・。
正直言うと講演会は障がい者を取り巻く雇用環境は景気動向に左右される。
会場は特例子会社で行われたが、正直に言うと、特例子会社が景気に左右されるなら、国の助成が必要。
当事者の意見で仕事マッチングの専門的機関の必要性を言っていた。
そういう当事者に仕事マッチング、資格取得の専門的機関が必要と痛感した。
仕事をする際合理的配慮が障がい者権利条約でも定められている。(第27条)その配慮が企業側に必要という当事者ならではの厳しい意見もあった。
手当たり次第仕事を探していいところを見つけるという女性当事者の過酷な現実の告発の意見もあった。
このようなことがないように、障がい者雇用枠を国が企業に行政指導することも必要だと思った。
当人に過度の負担、努力を強いる現状はおかしいと思った。
発達障がい学生が支援室と就職相談室がばらばらで支援して、リンクしない現状はおかしい。
短大はそれすらない。お寒い現状を知った。障がい者雇用がどうあるか、講演した障がい者雇用人材紹介会社社長の話す現実は厳しかった。
企業は発達障がいに理解がないと思った。このような現実の改善、変革、当事者に合わせた仕事ペースで2つ、3つの仕事を同時に行わなくてすむ。無理のない働き方の出来る仕事システムが出てくることを望む。
最も定型では現実のハードワークを基準にしている為、発達障がいの人がシステムから脱落をする事を想定していない為、当事者に合わせた企業システム、働き方は構築しにくいか???
そういう事が分かった為、有意義な研究会だった。
ただ研究会常連が多く、この研究会すら来ない人がいるような気が私はした。