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国宝:当麻曼荼羅厨子の落書き、初の公開へ 奈良

当麻曼荼羅厨子の内部に描かれていた落書き=奈良県葛城市の市歴史博物館で2010年8月12日午後1時58分、高島博之撮影
当麻曼荼羅厨子の内部に描かれていた落書き=奈良県葛城市の市歴史博物館で2010年8月12日午後1時58分、高島博之撮影

 奈良県葛城市の当麻寺が所蔵する国宝・当麻曼荼羅厨子(まんだらずし)(8世紀末~9世紀初め)の板に描かれた落書きが13~16日、同市忍海の市歴史博物館で初めて一般公開される。落書きは男性2人の横顔で、製作時(平安初期)に職人が描いたとみられる。1958年に見つかったが、寺の収蔵庫に保管されており、平城遷都1300年関連事業に合わせて公開することにした。

 厨子(高さ・幅約5メートル、奥行き約1.3メートル)は本尊・当麻曼荼羅を納め、曼荼羅の厨子では国内最大で最古。

 県教委が57~60年に厨子の解体修理をした際、6本ある柱の下に厨子を安定させる6枚の板があてられ、そのうち1枚の板(縦約40.9センチ、横10.6センチ、厚さ1.8センチ)に墨の落書きを確認した。

 描かれた男性は烏帽子(えぼし)姿で、1人はひげをたくわえて左目をつむり、もう1人は大きな鼻と厚い唇が特徴的な顔をしている。問い合わせは同館(0745・64・1414)。【高島博之】

毎日新聞 2010年8月12日 19時01分(最終更新 8月12日 19時36分)

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