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静岡・御殿場の殺害・死体遺棄:被告、元交際女性の失跡関与か 県警が聴取開始

 妻を殺害し静岡県御殿場市の空き家に遺棄したとして殺人容疑などで逮捕・起訴されたリフォーム業、桑田一也被告(44)の元交際相手が数年前から行方不明になっており、桑田被告が何らかの事情を知っているとみて県警が事情聴取を始めたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。失跡前後にこの女性の預金が引き出されており、桑田被告が関与した疑いがあるとみて追及する方針。

 捜査関係者によると、この女性は御殿場市内に住んでいたが、数年前に行方が分からなくなった。家族は県警に捜索願を出しているという。女性は桑田被告と以前交際していたといい、失跡前後に、銀行口座から多額の現金が数回引き出されたことを県警は確認している。

 殺人罪の起訴状などによると、桑田被告は2月23日、同県清水町の自宅アパートで妻(当時25歳)の首を絞めて殺害。ビニールシートにくるみ、御殿場市内の空き家の物置に遺棄したとされる。妻の母親が3月、県警に捜索願を出していた。5月に物置の整理を受注したリフォーム業者が遺体を発見。別の詐欺罪で起訴されていた桑田被告が妻殺害を認め、逮捕された。

 詐欺事件では、同県沼津市の知人女性から3月に現金をだまし取ったとして起訴され、静岡地裁沼津支部で公判中。検察側は公判で、桑田被告が当時、金に困り、この女性に約4000万円の借金があったと指摘している。【田口雅士、山田毅】

毎日新聞 2010年8月12日 東京朝刊

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