記事入力 : 2010/08/12 11:30:41
日韓併合100年:光復会が菅談話を一蹴、天皇に謝罪求める
- 11日午前、ソウル・汝矣島の光復会館で、光復会のキム・ヨンイル会長が記者会見を行い、日本の菅直人首相による談話を批判する声明文を読み上げている。/写真=李泰景(イ・テギョン)記者
光復会は11日、日本による韓国併合から100年を迎えるに当たり、菅直人首相が発表した談話を批判する声明文を発表し、天皇による具体的な謝罪を求めた。
光復会はこの日、ソウル・汝矣島の光復会館で、「菅直人首相による談話の発表に関するわれわれの立場」というタイトルの声明文を発表し、「失望を通り越して怒りを禁じ得ない。5000万国民と共に日本政府の欺瞞(ぎまん)性を強く非難する」と述べた。
同団体は「談話には、植民地支配の過去に対する生ぬるい謝罪の表現はあるものの、真の謝罪というものはない。道義的な反省はあっても、真の意味での反省はない。何よりも(日韓併合)条約の締結に関する違法性を認める個所はどこにも見当たらず、非常に失望させられる、無意味なものだ。政治的な戯(ざ)れ言にすぎない」と主張した。一方、「すべての独立運動団体を代表する光復会の要求」という別の声明文で、「日韓強制併合は、強圧的かつ違法な手段で実現したものであるため、最初から無効だということを認めよ」「日本の首相の欺瞞的な謝罪よりも、天皇による率直かつ具体的な謝罪を求める」と訴えた。
同団体のキム・ヨンイル会長は「日本による強制的な占領に伴って犠牲になった、独立運動家やそのほかの被害者たちの前で、天皇がひざまずいて謝罪する姿を見せない限り、日本側のいかなる行動も韓国国民を欺瞞する妄動だということを自覚すべきだ。日本政府は今すぐ、日韓強制併合の違法性を認め、これに伴う国家賠償を実行せよ」と求めた。
張一鉉(チャン・イルヒョン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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