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川端文科相、まわし組に怒!改革に“待った”なし
改革に待ったをかけることは許さない。日本相撲協会の監督官庁である文部科学省は11日、同協会の出羽海事業部長(元関脇・鷲羽山)、陸奥広報部長(元大関・霧島)らを呼び、業務委託している望月浩一郎弁護士の「解任騒動」について説明を求めた。席上では川端達夫文科相の意向として、まわし組が改革に口出ししないよう伝え、「ガバナンス(統治)の整備に関する独立委員会」と特別調査委員会については人事介入することも示唆した。
出羽海事業部長らはこの日午後4時40分すぎに文科省を訪れ、前日の解任騒動について事情説明を行った。特別調査委員会と独立委員会のアドバイザーを務める望月弁護士に契約解除をメールで通知しながら、その日のうちに撤回した“まわし組の反乱”。だが、川端大臣が問題視したのは騒動そのものよりも、独立委・奥島座長の「(契約解除通知は)改革をしないという意思の表れと受け止めるしかない。全面的に戦う。戦争だよ」というコメントだった。監督官庁の文科省との連絡担当を務める同弁護士については、一部若手親方から排除しようとの動きがあり、改革の妨げとなることを懸念した同大臣が協会幹部から事情を聴くよう指示したのだ。
約30分間の会談で説明を受けた文科省は、さっそく強権を発動した。芦立訓競技スポーツ課長は「大事な時期に、何か協会側が改革の後退ととられるようなことをしては問題。社会的信頼を回復している時、執行部がぶち壊しては元も子もないと念を押した」と、まわし組が改革に口出ししないことを厳命したことを明かした。さらに「改革のエンジンとなる独立委と特別調査委のメンバー交代や、役割に変更があった場合は事前に報告してほしいと伝えた」と、今後は独立委と特別調査委について文科省が人事介入する意向を示唆した。
独立委と特別調査委の人選は協会が行っているが、文科省はメンバーが代わって改革が頓挫することを危ぐ。外部からの改革に反発するまわし組をけん制し、き然とした態度で臨む姿勢に対し、出羽海事業部長は「改革をストップさせる考えは一切ありません」と承諾した。芦立課長が「これだけ監督官庁がかかわるのは極めてイレギュラー」と話す文科省の指導により、今後は改革が一気に加速する可能性が出てきた。
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